撮影日 2024.7.10
撮影場所 西鉄バス 吉塚営業所付近及び車内
(3枚目は吉塚駅前バス停)
レトロフィット電気バスの改造を進める西鉄バスでは今年2月に
追加で14台導入しましたが、その内11台を近隣自治体の
ラッピング車としました。
今回その内、福岡市北部の福津市ラッピングデザイン車を撮影
した為紹介します。
(一枚目)
・終点 吉塚営業所に到着した5997号車です。
2009年式PKG規制の日産ディーゼル車で、大型スロープ付き
ワンステップ車です。
当時標準だった西工96MC B-Ⅱボディに前中4枚折戸、黒サッシ
T字窓です。行先表示器はLEDとなっています。
2000年代に大量導入された日デ+西工の大型ワンステの一員で、
「スマートループ」色で導入された車両です。
一時期甘木所属で最近福岡地区に戻った為、ナンバーが新しいです。
この車両は今年2月に電気バスに改造され、前面は白地に電気バスの
ロゴが入ったデザインとなりました。
側面及び後面が福津市のラッピングとなりました。
運転士側は水色のデザインで、福津市の名所「かがみの海」が
描かれています。
(二枚目)
・後部です。バックアイカメラ付きです。
ドア側はオレンジベースで福津市の名所「光の道」が描かれて
おり、後部には福津市の場所が描かれています。
電気バス改造の際にベビーカーマークが後面にも追加されました。
・車番 5997 ナンバー 福岡200か44-77 年式 2009
所属 片江 形式 日産ディーゼルPKG-RA274MAN
西工96MC B-Ⅱボディ 大型スロープ付ワンステップ車
前中4枚折戸 黒サッシT字窓 LED表示器
電気バス改造車 専用色
(三枚目)
・続いて同じく福津市ラッピングデザインの9890号車です。
1番 吉塚営業所行きでした。
こちらも同型ですが2008年式で、やはり「スマートループ色」
で新製された車両です。こちらは新製時からナンバーが
変わっていません。
この車両は5997と違って前面にもイラストが描かれている様に
見えます。
(四枚目)
・吉塚営業所の柵越しに撮影した同車です。
やはりドア側が「光の道」ラッピングです。
電気バス改造時に車内後部にも機器が設置された為、一部が
目隠しされています。
(五枚目)
・運転士側は「かがみの海」ラッピングです。
福津市は玄界灘に面し古くから海水浴場が有り、一方宮地岳
神社が有名で今回のラッピングはいずれもそれらを題材と
しています。
貝塚駅から伸びていた宮地岳線はこれらの足として活躍して
いましたが、残念ながら西鉄新宮駅から先は廃止され線名も
貝塚線となってしまいました。
(六枚目)
・車内です。
元々の「スマートループ」仕様の車内から大きくは変わって
いませんが、運転席後部のタイヤハウスは座席が撤去され
機器スペースとなりました。
車内でもアピールが行われており、リーフレットが置いて
有りました。
走行音は静かで、たまに「ヒューン」という音が聞こえました。
運賃表示器は液晶式です。
(七枚目)
・後部座席背面にも機器が設置されています。
この手の改造車にしては車内のデッドスペースは少ないと感じ、
運転台後部のタイヤハウス部分もそこまで狭くない様に
思いました。
西鉄バスらしく?実用的な改造です。
(八枚目)
・「スマートループ」仕様の車内は今までの路線車とは大きく
変わっており、座席はセパレートタイプのハイバックシートで
グレーのモケット(優先席や山吹色)で手すりはウッディです。
壁はライトグレー、床は濃紺色でドア付近の仕切り板も
グレーとなりました。又ドアチャイム付きで登場しました。
当初はこのスタイルでしたが、後の増備車(西工解散後)では
座席が一体型のローバックシートとなり、更にノンステが
標準となってからは座席は一般的な青系となりました。
近年北九州地区ではこのタイプの車両でも座席が青系の
ノンステと同じモケットになった車両がおり、減少傾向で
すが電気バス改造後も変更されずに残りました。
尚最近の移籍車では何故かこのモケットが復活しました。
(九枚目)
・この日は博多の町は山笠の真っただ中でした。
車内からは千代流の山笠が見られました。間もなく博多の
街からは梅雨が明けます。
・車番 9890 ナンバー 福岡200か17-52 年式 2008
所属 片江 形式 日産ディーゼルPKG-RA274MAN
西工96MC B-Ⅱボディ 大型スロープ付ワンステップ車
前中4枚折戸 黒サッシT字窓 LED表示器
電気バス改造車 専用色
以上です。
参考HP 西鉄グループニュースリリース(2024.2.9)