撮影日 2024.4.30
撮影場所 大分駅前バスターミナル
大分バスでも古参格と思われる、日野ブルーリボン・ツー
ステップ車です。
(一枚目)
・K60 大道・木の上経由富士見が丘行き12706号車です。
1994年式U規制の日野車で、10m級短尺の大型リーフサス・
ツーステップ車です。
大分バスの大型車はP規制車までは標準尺もいましたが、P
規制の途中から短尺が続きPJ規制車から標準尺が復活しました。
この頃の大分バスの大型車では標準的だった前中4枚折戸で、
大分バスではモノコック車時代から採用していましたが、
一時期前後折戸だった時期も有ります。
側窓は銀サッシ2段窓で、行先表示器はLED改造されています。
路線車の標準色で前面以外は広告ラッピングされています。
(二枚目)
・同車の側面です。
青系モケットの座席が並んでいます。
大分バスは日野ユーザーですが、富士ボディや西工ボディが
大変多く日野純正ボディは比較的少数派でした。
大型車はP・U規制車で純正ボディのブルーリボンも継続的に
導入されていましたが、富士5E・7Eボディ車が多数導入され
一部に西工58MC B-Ⅰボディも導入されました。
U-HT系は91・92・94年に導入されましたが、殆どが7Eで
純正ボディは4台程の導入で、94年度はこの1台だけの様です。
ヘッドライトのみ角型で、前面行先表示器周りが青く塗られて
いるのが特徴です。
P規制車の大型車は仕様が様々でバラエティ豊かでしたが、U車
では前中4枚折戸の2段窓で統一されています。
(三枚目)
・後部側からの写真です。
今では珍しくなった「バス協」タイプの小型ブレーキランプです。
大分バスの日野大型車はKC規制車では西工96MC B-Ⅱでの導入
となり、その後は2006年まで新車が途絶えJ-BUSボディでの
導入となりました。よって純正ボディのブルーリボンの新車は
この車が最終導入だった様です。
尚他にも移籍車で都営からU規制のツーステ、京急バスからKC
規制のワンステ、JR九州バスから引き継いだU規制の9m級
ツーステが在籍しました。
特に都営中古車は同形式で同じ銀サッシ2段窓で4枚折戸とかなり
似た仕様で、前照灯が丸目な点が相違点でしたが、全然見なくなった
のでもう引退したかも知れません。
(四枚目)
・もう一枚後部です。バックアイカメラは大型で、古い車
ですが乗降中表示器付きです。
大分バスでも流石にツーステは少なくなった様で、特にU車は
今回訪問時は他に7Eツーステ1台しか見ませんでした。
KC規制の96MCは2台見かけました。
中型ツーステはレインボーの4枚折戸のツーステを1台見ました。
県内でも純正ボディのブルーリボンは大分交通の移籍車だけで、
珍しい存在です。
既に30年目になったので、いつまで現役でしょうか。
・車番 12706 ナンバー 大分22か19-55 年式 1994
所属 大分南 形式 日野U-HT2MLAA LED改造車
大型リーフサス・ツーステップ車 前中4枚折戸
銀サッシ2段窓 路線色
以上です。
参考文献 バスラマインターナショナル No.121 2010.8