撮影日 2023.5.16
撮影場所 JR東日本両毛線 佐野駅(1枚目は小山駅)
昨年初めて乗車した両毛線で利用したJR東日本の211系です。
(一枚目)
・両毛線経由高崎行きの211系A32編成で、写真は1号車の
クハ210-3032です。
この編成は全車が寒地向けロングシート仕様の3000番台で
統一された4両編成です。
クハ210形はトイレを設置していますが、和式のままです。
211系は最長15両編成で東北本線・高崎線系統で長く活躍して
いましたが、E231・233系進出で首都圏から撤退し、現在は
高崎車両センター所属車が両毛線・上越線・信越本線・吾妻線と
いった高崎近辺のローカル輸送に就いています。
現在は短編成化されており、この編成は元々5両編成でしたが
サハを1両外して4両編成となっています。
現在高崎には211系の4両編成(A編成)と3両を2本繋げた6両
固定編成(C編成)が在籍しています。長野の211系と違い全車
3000番台で統一されています。
(二枚目)
・2号車サハ211-3063です。
211系3000番台は元々クモハ先頭でサハを2両組み込んだ
特徴的な形態で製造されており、4両編成でもサハが組成
されています。
現在は転落防止幌が付いています。
この車両は現在線路設備モニタリング装置が設置されている
そうですが、訪問時点では搭載されていたか不明です。
E131系では車番が区分されましたが、211系では改番されて
いません。
(三枚目)
・3号車モハ210-3032です。
クモハ211形とユニットを組んでいます。
本編成は1989年東急車輛製で、民営化後の増備車です。
側面行先表示器は幕式のままで、帯色も登場時からの湘南色の
ままでかなり原型に近いスタイルです。211系は登場時は
名古屋地区向けとJR西日本導入の「スーパーサルーンゆめじ」
用を除き湘南色で落成しています。
(四枚目)
・4号車クモハ211-3032の側面です。
高崎所属車は全車シングルアームパンタ化されており、この
編成は2基搭載しています。
高崎地区ローカル用に転用後、半自動ドア用押しボタンの交換・
座席袖仕切りに風防設置が行われています。モケットは青色で、
ドア付近の床は黄色く塗られています。
もっとも末期の115系の一部で実施されていたリニューアル工事は
未施工で、車椅子スペースも付いていません。115系のリニューアル
車には設置されていたのですが。
(五枚目)
・クモハ211-3032の前面です。
前面行先表示器と列車番号表示器はLED化されています。
スカートは強化型に交換され、貫通幌は設置されていません。
側面には大きな号車表示が貼られています。
近年高崎の211系には余剰廃車が生じた一方、延命工事を
受け通風器撤去が行われた編成もいます。
当編成はまだ行われていない様ですが、モニタリング装置付き
の為施工されるかも知れません。
(六枚目)
・こちらは佐野駅ですれ違った小山行きのA30編成です。
1988年東急車輛製で、1基パンタの標準的な編成です。
こちらの編成は今年の6月にE257系を救援した事で話題になった
編成です。
以上です。
参考HP RailFile.jp
Rail Lab