撮影日   2024.4.30

撮影場所  要町バス待機場

 

個人的にいつの間にか出来ていた感じを受ける、大分駅近くの

バスターミナル?です。

 

(一枚目)

大分駅のバス乗り場は一部を除き、北側の府内中央口側の

バスターミナルに発着します。

しかし実は大分駅バスターミナルのすぐ東側にもバスの待機場兼

バス乗り場が存在しています。

背後は日豊本線の高架で、それに沿って広い敷地が存在して

います。

尚正式名称が良く分からず、現地の看板に書かれていた「要町

バス待機場」を採用しました。

 

主に大分駅(大分バスは近隣発着便も?)のバスの待機場として

使われており、大分バスと大分交通双方が使用しています。

元は貸切バス駐車場だった様です。

停まっている車両は多くがJ-BUSボディの低床車でしたが、

右から3台目の大分バス・12760号車(大分22か21-63)が

目を惹きます。希少な日野+西工96MC B-Ⅰボディの

中型車(KC-RJ1JJCA)で、ワンステベースのセミツーステと

いう珍しい車両です。大分バスでは同仕様の車両を複数

導入しました。二段窓で前中折戸なのも当時の大分バス

標準スタイルです。

(二枚目)

背後をキハ200系が通過して行きます。

訪問時は駅舎に近い側に大分バス、反対側に大分交通の車両が

停まっていましたが、停車位置が厳密に決められているかは

分かりません。

線路側1列だけ停まっていましたが、白線を見る限り中央部分

にも停められる様になっており、収容力は大きいです。

両社共営業所が大分駅から離れているので、便利な存在でしょう。

(三枚目)

ここには要町バス停が設けられています。

「とよのくに号」「やまびこ号」といった県外高速・特急バスが

発着しており、実質的な大分駅の高速バス乗り場です。

元々大分駅には高速バスは乗り入れておらず(リムジンバス除く)、

近くに別の乗り場を設けていました。

しかし2015年頃に貸切バス駐車場だった当地をバス停として

使用するようになったそうです。現在でも一部高速バス路線は

ここには乗り入れていません。

他に新高速バスの日清観光もここに乗り入れる様です。

 

尚不思議なのは一般路線バスも一部乗り入れている事です。

写真左側が高速バスのバス停ですが、右側は大分バスの路線

バスのバス停です。更に「きゃんバス」も発着しており専用の

バス停が有ります。

後述しますが大分中心部のバスの拠点は複雑です。

(四枚目)

線路側から眺めて見ました。

大分駅近くは近年整備事業が進み、かなり綺麗になっています。

ここもその一環で整備されたのでしょうか。

 

左側の商業施設の向かい側は大分駅バスターミナルで、数十

メートルしか離れていません。

この位置だと大分駅を名乗っても良さそうな場所です。

「大分駅東口」「大分駅入口」「大分駅高速バス乗り場」

「大分駅(要町乗り場)」等でも良さそうなのに、何故か要町

という土地勘が無い人間には全く分からない名前なのが

不思議です。

ひょっとしたら、大分駅にライバルの高速バス(福岡線

「とよのくに号」)乗り入れにJRが難色を示したのかも

知れません。

(五枚目)

駅舎に近い側からです。周囲は大分の中心部で大きな建物が

広がっています。写真奥側が中心地です。

 

尚大分市内のバスの拠点は結構複雑です。

大分駅バスターミナル(府内中央口)から北側に伸びる中央通りが

バスのメインルートで、殆どのバスはここを経由します。

大分交通は多くが大分駅発着で、中央通りを経由し更に北部の

大分新川を経由するルートがメインです。

 

一方大分バスはかなり複雑で、中央通りを経由するのが基本ながら

県内の長距離バスや一部高速バスは自社の金池バスターミナル

発着です。

一般路線バスは大分駅に大抵乗り入れますが、系統・方面別に始発地が

異なり大分駅行き以外にもコンパルホール入口行きも有ります。

又始発便は大分駅発以外に県庁正門前発も存在し、いずれも中央通りや

大分駅と言った中心部を経由していますが、路線によっては大分駅のバス

乗り場に入らない路線も有る様です。

そして一部は要町発着なのでかなり複雑です。

更に県外高速バスも路線によって始発地が違っています。

 

要町発着便はそう多くないのにバスが多く停まっていたのは、大分駅

更には市内各地発着便の折り返しに使われている為の様で、それらしい

回送便も見かけました。

 

以上です。

 

参考HP   ウイキペディア 大分駅