撮影日 2023.3.23
(3・4枚目は2024.1.21、5枚目は2019.4.20)
撮影場所 熊本駅バスターミナル
(5枚目は宇土駅東口)
九州産交では少数派の、前後引戸の大型ツーステの日野ブルー
リボンです。
以前紹介の記事に追加して再掲します。
(一枚目)
・A5-2 植木・日置経由山鹿温泉行き1069号車です。
余り写真が良く無いですが、次はもういないかも知れないので…。
2000年式のKC規制車で、10m級短尺の大型ツーステップ車で
黒サッシ逆T字窓です。
前後引戸で、行先表示器はLED改造されています。
窓はフィルム貼りになりました。
クーラーはビルトインクーラーです。
元は大阪市交通局(現 大阪シティバス)の車両です。
同局のツーステップ車は早い時期からニーリング装置を採用していた為、
本車も付いていると思われます。独特なドア開閉時のチャイムも残って
いるのでしょうか?
同局は長年バンパーフォグランプレス仕様でしたが、KC規制の末期から
コスト削減目的で標準的な仕様に近づける様になってきており、この
車両もフォグランプが設置されています。
(二枚目)
・後面はバックアイカメラ付きです。
一挙に同型車が10台移籍しています。
仕様的に郊外向けな為か、山鹿と松橋に集中的にいます。
側面行先表示器は下寄せ設置です。
九州産交では中型車は一時期前後折戸を採用しており、移籍車
でも多数前後ドア車が移籍しています。しかし大型車で前後ドア
というのは大変少数派で、近年移籍してきた大阪市営と神戸
市営移籍車だけです。
仕様的には産交バス所属で郡部配属でも良さそうな気もします。
尚県内ではかつて大阪市営移籍の前後引戸の三菱P-MP系
エアロスターKが熊電バスに入った他、熊本バスにはまとまった
数のいすゞP-LV系キュービック前後折戸車が入った事が有ります
が、いずれも過去の物となりました。
・ナンバー 熊本200か10-69 年式 2000 所属 山鹿
形式 日野KC-HU2MLCA 大型ツーステップ車 前後引戸
黒サッシ逆T字窓 ニーリング装置付 LED改造車 路線色
大阪市営バス移籍車
(三枚目)
・この車は今年1月になってもまだ現役でした。
A4-2 桜町バスターミナル・植木・北区役所経由小野泉水
公園行きです。
熊本市内から山鹿方面は3号線を経由し、複数のルートで
運行されていました。結構距離が長い路線が多く、座席数の
多い前後ドア車が向いていたのかと思いますが、近年路線
短縮されて多くは植木近郊発着になってしまった様です。
この車両も植木近辺発着の路線での運用でした。
(四枚目)
・側面です。
前中ドア車が多い熊本市内では珍しい存在です。
近年産交グループも多数新車及び移籍車が入っており、KC規制
車はかなり減ってしまいました。
大型ツーステも絶滅寸前で、今年1月に訪問した際も大阪・神戸
市営移籍の前後ドア車しか見かけませんでした。
最後まで残る大型ツーステはこれら前後ドア車になりそうです。
(五枚目)
・この車は同型の1082号車で、こちらは松橋所属でした。
同じく2000年式の同型車でした。
残念ながらこちらは既に引退してしまった様です。
・ナンバー 熊本200か10-82 年式 2000 所属 松橋
形式 日野KC-HU2MLCA 大型ツーステップ車 前後引戸
黒サッシ逆T字窓 ニーリング装置付 LED改造車 路線色
大阪市営バス移籍車 除籍済
以上です。
参考文献 バスジャパン ハンドブックシリーズS85
九州産交バス
参考HP BUS画像館熊本