撮影日   2021.7.25

                 (3枚目は2019.1.3,、4~9枚目は2024.1.21))

撮影場所 各写真に記載

  

     ※4~9枚目 2024.4.27追加

 

九州産交バスのリムジンバス転用、日野+西工ボディ大型

ノンステです。

 

(一枚目)

・K3-3番 桜町バスターミナル・県庁前・自衛隊前経由木山(産交)

行き594号車です(熊本駅バスターミナル撮影)。

 

2008年式のPKG規制車で、大型スロープ付きノンステップ車です。

前グライドスライド、中引戸で窓は濃色ガラスです。

行先表示器はLEDです。

 

この車両は西工96MC B-Ⅰボディとなっています。

年式的に改良された末期のボディです。

既にこの時期日野+西工の組合せは全国的に少なくなっていましたが、

産交では元々日野+西工の組合せを時折購入しており、その流れで

購入されました。

同社の日野+西工のノンステはこのPKG規制車が唯一で、3台が導入

されましたが内2台は後述のリムジン仕様でした。

この形式が長く続いた産交バス最後の西工ボディ車となります。

 

産交の日野大型一般路線車は2000年のブルーリボンシティワンステ

以来暫く西工ボディで導入されましたが、2009年に本形式が導入

された後は大型路線車自体の導入が無く、2017年の日野新型ブルー

リボンノンステまで途絶えました。

(二枚目)

・後部写真です。バックアイカメラ付きです。

後部行先表示器はかつての産交らしく大型のLED表示器です。

近年小型に換装した車両もいますが、この車両は原型のままです。

ブレーキランプが低い位置に有るのがPJ規制以降の日野orいすゞ

+西工ボディ車の特徴です。後面窓は1枚窓です。

 

この車両は2008年にリムジンバス初の低床車として導入された

車両で、ハイバックシートに荷物置きスペース付きでした。

翌年にはもう一台同型の687も導入されています。

以来10年程リムジンバス唯一のノンステとして活躍しましたが、

2019年末に新マスクの三菱エアロスター長尺ワンステが導入され、

2台とも一般路線に転用されました。

※エアロスターワンステの記事はこちらです(2020.8.7)

九州産交バス 1640号車 エアロスターワンステリムジンバス(1) | 

303-101のブログ (ameblo.jp)

 

転用後は一般路線色に変更されましたが、この車両は黒バンパーに

対して687号車は青色で、バラバラなのが産交らしいです。

尚当初から一般路線向けの同型車588はノンステ専用色なので、

3台とも見た目が違います。

(三枚目)

こちらは以前紹介した写真で、リムジン時代に仮設の頃の

交通センターで撮影しました。側面がラッピングされている

のが残念ですが、リムジン色なのが分かります。

残念ながらリムジン時代は乗車出来ずに終わりましたが、転用

後は荷物置き場に座席を設置した様なので乗車して確かめて

みたいです。

 

・ナンバー 熊本200か594 年式 2008 所属 木山

 形式 日野PKG-KV234N2  大型スロープ付ノンステップ車 

 西工96MC B-Ⅰボディ 前グライドスライド中引戸 

 LED表示器 路線色 リムジン仕様車

 元空港リムジンバス転用車

(四枚目)※以下2024.4.27追加

これは今年1月に撮影した同車です。K1-1 動植物園・県庁

経由木山(産交)行きでした。

3年前と特に変わった所は無さそうです。

(五枚目)

後部です(交通局前バス停)。

こちらも変わっておらず、後部行先表示器も大型サイズのまま

使われています。

(六枚目)

車内です。

ライトグレー系の壁に濃いグレーの床、手すりはオレンジです。

運賃表示器はデジタル式のままです。

座席数が多くハイバックシートで長距離向きですが、比較的

近距離の路線で使われていました。

窓の下に一部モケットが貼られています。

吊手の数がアンバランスです。

(七枚目)

前中ドア間はタイヤハウス上に1人掛けで、運転士側は2人

掛けハイバックシート×2列(1列は優先席)、背もたれ一体型

ローバックシート2列(車椅子対応)です。

ドア側はタイヤハウス後部に荷物置き場が有り、その後ろに

ローバックシート1人掛け×2列でした。

(八枚目)

中ドア後部は2人掛けハイバックシートで、セパレート

タイプです。モケットは青系でカバー付きの豪華な車内です。

(九枚目)

中ドア前の運転士側座席上部には荷棚も有ります。

頭上注意のシールが貼られていました。

 

以上です。