撮影日       2024.1.21
撮影場所   桜町バスターミナル付近

 

初めて見た時に大変驚いた、九州産交のニューエアロバスです。

 

(一枚目)

・AP系統 阿蘇くまもと空港リムジンバスに使われていた1799

号車です。

 

2005年式KL規制の三菱製大型ハイデッカー車です。

サブエンジン式冷房でスイングドアとなっています。

側面は最前部及び最後部のみ固定窓、他はT字窓です。

行先表示器は前面だけLEDで側面サボ式です。

元は貸切車として導入された車両で、4列リクライニングシートと

なっており貸切色のままです。

現在では空港リムジンバスがメインとなっている様です。

 

この車両は元名鉄バスからの移籍車です。同社からはエアロスター

ワンステが多数移籍していますが、エアロバスは恐らくこの1台

だけの在籍です。

名鉄時代は末期路線転用され、前面の社名表示部がLED式行先

表示器に交換されました。

その後数年前に九州産交に移籍し、当初は貸切車として使われ

LED表示器は社名表示に戻されましたが、昨年再び路線転用され

再度LED表示器に換装されました。

貸切時代もパークアンドライドの社会実験用に使われていました。

産交では貸切転用の路線車は過去にも存在し、以前は貸切色の

ままリムジンバスに転用されたガーラⅠもいました。

又元々路線用としての導入ですが、阿蘇山火口シャトル用の

メルファも貸切色の車がいます。

(二枚目)

・後部です。バックアイカメラ付きです。

後面行先表示器は有りませんが、小さなサボ受けが有ります。

 

尚九州産交では三菱製の大型貸切車は大変少数派で、現在は

この1台だけ(路線転用されましたが)かも知れません。

産交では伝統的に小型貸切車はエアロミディMJ系がメイン

でしたが、大型車では大変少数派でU規制迄しか導入されて

いませんでした。しかも呉羽ボディ(エアロバスk)や西工ボディ

(92MC C-Ⅰ)架装車ばかりでMBM・三菱ボディの大型貸切車

は新製されませんでした。

高速車ではエアロバスやエアロクイーンⅠが大量に導入されて

いた為珍しくは有りませんでしたが…。

よって貸切色のエアロバスはこの車が初導入と思われますが、

導入後すぐに路線転用されてしまいました。過去にはリムジン

転用の際に塗色変更された車もいますが、この車はどうでしょう。

 

・ナンバー 熊本200か17-99 年式 2005  所属 熊本

  形式 三菱KL-MS86MP 大型ハイデッカー車

 サブエンジン式冷房 スイングドア 黒サッシT字窓  

 LED改造車 4列リクライニングシート車 元貸切車

 空港リムジン転用車 貸切色

 名鉄バス移籍車

 

以上です。

 

参考HP   BUS画像館熊本