撮影日   2022.5.28

撮影場所  快速「おいこっと」号 長野行き車内

     

前回に続き、一昨年乗車した飯山線の観光列車「おいこっと」

号の記事で、今回は車内を紹介します。

個人的にキハ110系には初めての乗車で、その点でも新鮮

でした。

 

(一枚目)

「おいこっと」用に改造されるにあたり、車内は大きく

改造され『こどものころ、夏休みに遊びに行っていたおばあ

ちゃんの家のような、懐かしさ、楽しさを感じさせる「古民家」

風のこころ落ち着く内装デザイン』(公式HPより)となりました。

壁や床は木目調、モケットも和風テイストになりました。

一方定期の普通列車にも充当される為、オニギリ型の吊手が

残っていますが茶色に塗られています。

1・2号車共に内装は違っていない様です。

(二枚目)

座席配置は千曲川向きが2人BOXが5列、反対側は4人BOX座席

が4列配置となっています。

元々キハ110形は1-2BOXタイプのセミクロスシートだったので

大きく変わっていませんが、種車は元「秋田リレー」→「眺望車

ふるさと」の改造遍歴が有り、キハ110-235については改造前まで

座席配置に違いが有ったそうです。

ロールカーテンは障子をイメージしたものになっているそうですが、

乗車時は気づかず。

 

木材を多用した車内だと九州ではお馴染みの「水戸岡デザイン」を

思い浮かべますが、そちらと比べあっさりとした感がします。

(三枚目)

トイレが無い側は2人掛けのソファシートが左右3列ずつ

並んでいます。「ふる里」のイメージを具現化したものだそう

で、4人掛けBOXシートと同じモケットです。

収納式のテーブルも設置されていますが、普通列車では格納

されるそうです。

壁掛けの照明が付いている他、BOXシート部との仕切りは黒く

塗られており、イメージキャラクター入りのアクリル板も

設置されています。

(四枚目)

4人掛けBOXシートのモケットはピンク系となっています。

バケットタイプの座席で、枕部分はレザーカバー付きです。

肘置きは木目調となっています。

窓框は全くないですが、大型のテーブルが付いています。

窓が開いた方がコンセプト的にも良い様な気がしますが、

種車が固定窓なので無理なのでしょう。

(五枚目)

2人掛けBOXシートは紺色のモケットで、いずれも幾何学的な

模様が入っています。こちらはセミコンパートメントに近く

感じられ、当日はこちらに乗車しました。

テーブルは4人掛けの半分、というか4人掛けはこちらを元に

サイズアップしています。

(六枚目)

3枚目でも見えていましたが、ロングシートのドア脇座席は

優先席扱いでJR東日本標準タイプのモケットが使われており、

ステッカーも貼られています。

この部分は吊手と手すりも黄色く塗られています。定期の

普通列車充当も考慮しての事ですが違和感が有ります。

袖仕切りは角型で黒く塗られています。

ドアは押しボタン式の半自動ドアで、床は黄色く塗られています。

(七枚目)

・トイレの向かいは車椅子及びベビーカースペースでステッカー

が貼られていますが、乗車時は車販用のワゴンが置いてありました。

車販で色々買えたのは嬉しい限りです。

こちら側も袖仕切りが有り手すりは黄色く塗られ、ドア側には

ごみ箱が有ります。

(八枚目)

トイレは車椅子対応の大型洋式に変更されています。

元々キハ110系ではキハ111形200番台の「秋田リレー」転用

改造車だけが洋式で他は和式トイレでした。

ドアは赤く塗られています。開閉はボタン式ですが、その部分は

銀色無塗装なので無機質です。

(九枚目)

天井です。和風スタイルとなり中央部分は木目調、両肩は

白ですが押さえ部分が黒く塗られ、吊手受けも黒です。

黄色の吊手が目立ちますが。

照明は格子状のカバーが付き、又円形の照明も別に追加されて

います。冷房の吹き出しグリルは上手くカバーされています。

奥に見える様に天井には案内用のモニターも付き、天井の

広告部分には沿線案内が入っています。

(十枚目)

ドアは種車のままで、白く塗られています。

ステップも残っています。

(十一枚目)

運転台部分です。これは1号車キハ110-235側です。

運転台周りは薄茶色です。

ワンマンの定期普通列車に運用される為、運賃表示器(液晶式)・

整理券発行機・運賃箱が付いています。

この車内では違和感が有りますが、普通列車に使われた時は

特別な車で当たり感が有りそうです。

(十二枚目)

こちらは連結面側で、貫通扉が開かれ片隅式の乗務員室は

完全に仕切られています。

運賃箱も横向きになっており、整理券発行機は2人掛けBOX

シートと同じ柄のカバーが掛けられています。カバーを

掛ける辺りは何だか実家の感じがします。

(十三枚目)

運転台部分は引き違い窓になっています。九州や西日本の

ワンマン車では余り見かけない形状です。

機器類は黒く塗られています。

(十四枚目)

半室式の運転台で助士側は開放的です。但し立ち入る事は

出来ず前面から眺める事は出来ませんでした。

乗務員室扉の内部はステンレス無塗装です。

(十五枚目)

最後に2号車、キハ110-236側の運転台です。

並び写真は撮れませんでしたが、同じく飯山線を代表する観光

列車「越乃Shu Kura」の姿が見えます。

 

次回に続きます。

 

参考HP   JR東日本(公式HP)

 

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