撮影日   2024.3.17

撮影場所  西鉄天神大牟田線 桜並木駅付近

 

去る3月16日に西日本鉄道でも鉄道及びバスのダイヤ改正が

行われ、天神大牟田線関連ではコロナ禍で急行に格下げされて

いた平日日中の特急の復活や、平日の一部急行の平尾・高宮駅

停車と言った事が行われました。

そして何と言っても14年ぶりの新駅・桜並木駅が開業した

事が一番のポイントです。

先日撮影したので写真を掲載します。

 

(一枚目)

開業翌日の桜並木駅です。

雑餉隈駅と春日原駅の間に位置しており、駅名の由来となった

近隣の桜の名所に因んで駅のデザインにも桜が散らされています。

ここは2022年に高架化された区間で、高架化の際にスペースが

設置されていましたが、開業は2年後となりました。

下を走るのは県道49号線で、雑餉隈車庫バス停から改名及び

移設された桜並木駅バス停(南福岡駅方面)が見えます。

(二枚目)

こちらは上写真と反対の東側から見た写真です。

タクシー・自家用車乗降用あるいはバス乗り場らしきスペース

ですが、まだ整備中の模様でした。

開業はしたもののまだまだ付近は工事中の場所も有り、高架下の

テナントスペースも使用されておらず、未完成の様です。

(三枚目)

桜並木駅の入口です。

現状は1か所だけで、高架下・県道49号線との交差部に設置

されています。

階段には桜並木駅開業記念でイラストが描かれていました。

また開業を見に来たのか多くの人がいました。

(四枚目)

駅は3階建てで、2階部は券売機と改札になっています。

あちこちに桜のイラストが描かれています。

この付近は高架化前は踏切渋滞が頻繁に起きていた為

高架化で解消されましたが、駅のホームまでは遠くなった為

電車の利用は不便になりました。

(五枚目)

ホームは2面2線となっており、上屋で覆われています。

これは2022年に高架化された雑餉隈駅から下大利駅間の

各駅で多く見られるスタイルです。

現在は普通列車のみの停車です。

(六枚目)

桜並木駅の駅名板です。

西鉄標準スタイルに桜のイラストが描かれており、桜の

名所という事をプッシュしています。

(七枚目)

これは高架下の桜並木駅のバス停で、上宇美・福岡空港方面の

バス停です。

1枚目の写真の反対側に位置していますが、この上宇美・福岡空港

方面の11・43番は従来ここを通らず西鉄雑餉隈駅入口バス停を

経由するルートでした。今回の改正でここを経由するルートに

変更され、従来のルートは土曜に片道1本だけとなりました。

(後日公開予定です)

それにしても、上屋くらい設置して欲しかったのですが…。

(八枚目)

当地は元々長い伝統を持つ西鉄バスの雑餉隈営業所が存在

していました。

西鉄の線路をまたいで東西に分かれており、この西側に工場等の

建物が存在しました。

2020年に竹下営業所が開設され、雑餉隈営業所は廃止され竹下

営業所傘下の車庫となりました。

その後はメインはこの西側の敷地が使われ、東側の敷地は福岡

空港連絡バスの転用待ち中の留置に使われたりもしましたが、

一足先に廃止されました。2枚目の写真がそれです。

(九枚目)

西側の敷地は最後まで使われ、日常的にバスの出入りが見られ

ました。竹下営業所とは距離が有り、雑餉隈車庫発着便も多数

存在していた為引き続き活用されていました。

古い建屋も使われており、1962年の開業時から使用されて

いたのかも知れません。

 

今改正で停留所名は桜並木駅となり、バスの行先から長く続いた

難読地名・雑餉隈の名前が消えました。

このスペースも使用されなくなり、末期に設置されていた車庫内の

バス停も使用停止となりました。

今後はバスターミナルにでもなるのでしょうか?

(十枚目)

改名後も雑餉隈車庫発着便は桜並木駅行きとなって引き続き

多数設定されています。

そして新たに高架下、今まで車庫が有ったのと反対側・県道の

南側に駐車スペースが設けられました。

線路に沿った市道から入り、県道側の出口から出庫します。

(十一枚目)

敷地内は広く10台以上は停められます。

写真の左側に休憩スペースが有ります。

竹下営業所と離れているので、引き続き車庫機能は残っている

のかも知れません。名称も雑餉隈車庫のままなのか、それとも

変更されているのか気になります。

尚竹下はまだまだ西工ボディの大型ワンステが多く、末期の

「スマートループ色」で新製されたグループも多数在籍して

います。

(十二枚目)

桜並木駅到着便です。

県道から細い市道を通って車庫に入ります。

LED表示器が切れましたが、シンプルな「桜並木駅」の

表示でした。

(十三枚目)

この高架下の車庫内にもバス停が設けられています。

10枚目にも写っていますが、ここは41番や1日1本の420番

といった麦野方面へ向かうバスが発着します。

従来の雑餉隈車庫バス停は線路を境に東西に分かれており、

南福岡駅・南本町方面へ向かう路線(44・45・46番)と麦野

方面へ向かう路線(41・420番)のバス停が分かれていました。

桜並木駅改名により、新たに乗り場が出来た訳ですがかなり

分かりにくく離れた場所に有るのが難点です。

他の乗り場は上屋が無いので、雨には濡れませんが。

 

 

久々に開業した桜並木駅。今後も発展が見込まれるエリアの為

成長に期待が持てます。

そしてバス乗り場も含めまだまだ発展途上の感ですが、いずれ

整備が進んでいく事でしょう。

 

以上です。