撮影日   2022.5.28

撮影場所  特急「しらゆき」新井行き車内

 

前回に続き、一昨年乗車した特急「しらゆき」号の紹介です。

訪問時は「しらゆき」2号 新井駅行きの乗車でしたが、

時間の都合上手前の高田駅までの乗車となりました。

今回はまず車内を紹介して行きます。

 

(一枚目)

1号車 クハE652-1104の車内です。

「しらゆき」は1・2号車が指定席車となっていますが、特に

自由席と内装に違いは有りません。

E653系は元々全車普通車として製造されていましたが、

7連については新潟地区転用時にこのクハE652形については

グリーン車に格上げされクロE652形となっており、本形式は

現在4連にしか存在しません。

クロE652形は全車グリーン車にも関わらず2-1列シート

(JR東の在来特急では珍しく)で、シートピッチも1,820㎜で

定員18名と破格の仕様です。

(二枚目)

近年の特急形らしくデッキ上部にはLED式の車内案内表示

器が設置されています。停車駅などの案内が行われており、

号車表示もLEDです。又指定席・自由席案内サインと禁煙の

マークも表示されています。

車内側の妻面は銀色で、その背後の乗務員室扉付近も銀色です。

やけにメタリックで、デッキの内装は木目調なのでやけに

メリハリの有る?コーディネートです。

(三枚目)

この車両は連結面側デッキ付近の座席を左右とも1人掛けに

変更し、車椅子対応座席に改造しています。

特にこれと言った設備は無さそうで、簡易的な改造です。

(四枚目)

2号車モハE653-1104の車内です。

一般的な2-2列回転リクライニングシートとなっており、

シートピッチは910㎜です。

デッキのドアは全面ガラス仕様の両開きタイプで、「E653」

のロゴが入っています。

(五枚目)

・3号車モハE652-1104で、3・4号車は自由席です。

壁は白系で床はグレー系と清楚な車内です。

モケットは新潟地区転用に際し更新されており、赤系で黄色の

カバーが掛かっています。これは地元の特産品「小千谷ちじみ」

を使ったものです。

元は青系のモケットでしたが、個人的にはこちらの方が好みです。

(六枚目)

4号車クハE653-1104車内です。

基本的に4両とも同じ内装の様です。

天井は平天井で、照明は間接照明となっています。

荷棚はプレートタイプです。

特急形ですが横引きカーテンでは無くブラインドタイプなので、

ワイドな固定窓ですが窓の中央に桟が入っています。

(七枚目)

座席はバケットタイプで、座席スライド機構なるものが

採用されているそうです。

背面はグレーのFRP成形で、大型テーブルと荷物入れ用の

ネットが設置されておりチケットホルダーも有ります。

肘置きと座席上部のグリップは黒です。

(八枚目)

これからは車窓の紹介です。

新潟駅を出発し、次の越後石山駅との間に新潟地区の電車が

配属されている新潟車両センターが有ります。

個人的には昔の名称・上沼垂(かみぬったり)運転区の名前の

方が馴染みが有ります。

115系や485系の一大拠点だった時代が懐かしいです。

(九枚目)

広い構内には現在の普通列車の主役、E129系が多数並んで

いました。

その他にも直前の3月改正で離脱したE127系の姿も見えました。

その後E129系の落雷による大量故障の代走で復活し、そして

南武線の浜川崎支線用として首都圏に異動するとは思いません

でした(ネット上で噂レベルでは有りましたが)。

(十枚目)

新潟地区を走る観光列車「海里」用のHB-300系気動車の

姿も有りました。

新潟地区ではキハ110系やGV-E400系といった気動車に

ついては新津運輸区(現在は新津派出)所属ですが、こちらは

電車に近い構造と判断されたのか電車の基地の所属です。

(十一枚目)

まさかここにいるとは思いませんでしたが、JR東日本が

誇る交直流区間の検測用電車E491系「East i-E」の姿も

見えました。

普段は勝田所属との事なのですが、用途上あちこちに顔を

出すので新潟で見るとは思いませんでした。

(十二・十三枚目)

E653系の姿も見かけましたが、4両編成の1100番台だけ

でした。結局7両の1000番台は新潟では見ませんでした。

 

次回に続きます。

 

参考文献  JR全車両ハンドブック 2004

 

参考HP  ウイキペディア 関連ページ