撮影日   2022.5.27

撮影場所  各写真に記載

 

一昨年の北陸・中部旅行の記事の続きで、今回は北越急行を

乗車した後六日町から新潟へ向かった時の記事です。

楽しかった2日目の日程もあと僅かです。

 

(一枚目)

・夕方の六日町駅の構内です。かつては首都圏から新潟へ向かう

優等列車が行き交った上越線も、今では普通列車メインとなって

しまいました。広い構内と長いホームに往時が偲ばれますが、

高校生の姿が多く賑わってはいました。

ホーム中央の「雪」の標識は排雪列車向けの停止目標でしょうか。

(二枚目)

・フルカラーLED表示器がブレていますが、ワンマン 越後

湯沢駅行きでしょうか。E129系2両編成(100番台)A編成の

トップナンバー編成が反対側のホームにやって来ました。

 

E129系は経年の115系が多く在籍していた新潟地区向けに導入

された直流近郊形電車です。2014年から2022年にかけ総合

車両製作所で4連(0番台)B編成27本と2連のA編成が34本、計

176両が製造されました。

前面はE721系風のスタイルの貫通スタイルで、軽量ステンレス

車体を採用しています。側面は両開き3ドアで車内はセミクロス

シートですがロングシートの割合が多くなっています。

行先表示器はフルカラーLEDで、車内照明もLEDを採用して

います。ワンハンドルマスコンを採用しており、A編成は車内

収受式ワンマン運転に対応しています。

塗色は115系やE129系と違い暖色系のイエローとピンクの帯を

配した独自のものになっています。

本形式導入により経年50年近い初期車の在籍していた新潟地区の

115系は全廃、E127系についてもえちごトキめき鉄道開業に

合わせ転出し、弥彦線ワンマン用に残っていた編成も置換て

新潟地区の近郊形電車は本形式で統一されました。

(三枚目)

上の車両、クモハE128-101の車端部には車椅子対応の大型

トイレが設置されています。車椅子スペースを備えバリア

フリー設備も充実しています。トイレ部は窓が有りません。

E129系はJR西日本の225系の様に0.5M方式の全電動車方式を

採用したのが特徴で、内側台車が動台車です。

A編成はクモハE129+クモハE128の2両で、クモハE128形は

トイレとCP、補助電源のSIVを搭載します。

側窓は熱線吸収ガラスとなっています。

(四枚目)

新潟方先頭車クモハE129-101で、2014年製です。

前面スカートは除雪も兼ねたスタイルで、車体は裾絞りの

幅広車体で前面は強化スタイルです。このスタイルは4ドアで

首都圏向けにE131系として受け継がれました。

115系よりも車体高さが低くなっています。

寒冷地の為押しボタン式の半自動ドアとなっています。

このクモハE129形はシングルアームパンタを備え、制御装置も

搭載します。クーラーは集中式です。

(五枚目)

・豪雪地の為線路の間には集雪溝が有ります。手前の線路は

使用頻度が低い様で錆びつき、何か板?が引かれています。

 

写真はクモハE128の付随台車側で、軸梁式ボルスタレス台車

TR255Dです。中間用の付随台車TR255Eにセラミック

噴射装置を搭載したもので、動台車はDT71系です。

本形式の足回りは駆動装置はTD継手の平行カルダン駆動

モーター出力は140kwで最高速度は110m/hです。

制御装置は1C2M方式のIGBT-VVVF制御でブレーキは

回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキで、

耐雪・抑速ブレーキも備えます。

全般的に豪雪地を考慮した設計です。 

(六枚目)

乗車予定の長岡駅行きワンマン列車がやって来ました。

カーブが大きいホームに滑り込んできましたが、長大ホームに

2両編成という寂しい組み合わせでした。車内は帰宅の高校生で

混んでいましたが…。115系は2・3・4両が存在し2両は少数で

3両編成が多数派でしたが、E129系では3両は存在しません。

最長で6両で運転されます。

 

乗車したのはA30編成(クモハE129-130+クモハE128-130)

でした。2016年製造分です。

E129系はLED式の車内案内装置付きで製造されましたが、

一部編成ではLCD式の案内装置が搭載されておりこの編成も

設置されていました。

(七枚目)

長岡駅まで乗車後、撮影した4連のB16編成です。

2016年製で、新潟方からクモハE129-16+モハE128-16+

モハE129-16+クモハE128-16となっています。

4連では中間電動車が設定されていますが、2連を2本組合せた

組成となっています。

 

この列車は信越・越後線表示で、新潟駅から先越後線に直通する

列車で吉田駅行きだったと思います。長岡から新潟まで1時間程

かかり、更に吉田まで行くので2時間程かかる長距離列車です。

本来ならこの列車に乗車する予定でしたが、車内は高校生で混んで

おり、1時間も揺られるのが嫌なので新幹線に乗車しました。

新潟~長岡間は1時間に1本程度で速達列車も殆ど無いというのが

信じられませんが…。

(八枚目)

長岡駅の新幹線ホームにはまだこんなものが残っていました!

2021年に惜しまれつつ引退した、2階建て新幹線「Max」こと

E4系の乗車位置表示です。

これは8両編成様ですが8号車用と16号車用が有りました。

(九枚目)

こちらも同じE4系の停車位置表示ですが、16両編成用の

12号車です。フラット(FL)席とテプラで貼られていますが、

これは階段を使わずに着席可能な座席でした。

(十枚目)

新潟行きの「とき」がやって来ました。

積雪地らしくホームは上屋で覆われていて独特な構造です。

そのせいか、鳥のフンが多く感じましたが…。

(十一枚目)

やって来たのはE7系のF44編成でした。

2022年1月日立製作所製で、乗車時はまだ製造4か月後の

ピカピカな車両でした。

(十二枚目)

1号車のE723-44側面です。

制御車で普通車となっており、トイレ・洗面所を備えます。

ロゴに「EAST JAPAN」と書かれ東日本車という事を

表わしています。

(十三枚目)

終点、新潟駅に到着しました。

初の新潟駅です。北陸各県を巡って新潟まで来たので流石に

達成感が有りました。

写真は4号車E726-244です。主変換装置・主変圧装置を搭載

する中間電動車で普通車となっており、4号車連結分は200

番台です。

(十四枚目)

・今夜は同行者と駅近くの宿に泊まりました。

そして近くの居酒屋で美味しい海の幸とお酒を堪能しました。

素晴らしい景色・懐かしい列車・初めての土地に美味しい

食事と充実した一日でした。

 

翌日は新潟の観光列車を味わい、飯山線を経て長野へ向かい

ました。次回に続きます。

 

参考HP  Rail.Lab

 

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