撮影日 2024.2.13
撮影場所 各写真に記載
西鉄バスグループでは昨年6月に自社主導で既存のディーゼル
エンジン車を電気バスに改造する「レトロフィット電気バス」
の本格的な改造を開始しました(2023.6.30)。
最初にまず2台、追加で昨年6台が日デ+西工RA系(スマート
ループ色ワンステ)に施工されましたが、今回更に14台が追加
され昨日から運行を開始しました。
昨日撮影出来たので紹介します。
(一枚目)
・赤坂門バス停付近にて、13番(撮影時は3番に変更)博多駅
行きでやって来た9805号車です。
2008年式PKG規制の大型スロープ付きワンステップ車です。
当時標準だった西工96MC B-Ⅱボディに前中4枚折戸、黒サッシ
T字窓です。行先表示器はLEDとなっています。
2000年代に大量導入された日産ディーゼル+西工の大型ワンステの
一員で、前回・前々回の「レトロフィット電気バス」と同型ですが
この車は元々「赤バス」色の車です。
(二枚目)
・後部です。バックアイカメラ付きです。
「ELECTRIC BUS」のロゴが入っています。
今回改造された14台の中で11台は県内の自治体や施設との
ラッピング車となっており、この車は宗像市のラッピング
車となっています。前面もラッピングされています。
・車番 9805 ナンバー 福岡200か16-52 年式 2008
所属 片江 形式 日産ディーゼルPKG-RA274MAN
西工96MC B-Ⅱボディ 大型スロープ付ワンステップ車
前中4枚折戸 黒サッシT字窓 LED表示器
電気バス改造車 専用色
(三枚目)
・画像が残念ですが、七隈七丁目バス停で撮影した5991号車で、
140番の運用でした。
こちらも同型ですが2009年式で、「スマートループ色」で新製
された車両です。
今回改造の14台の全容はまだ把握していませんが、ラッピング車
11台は全てPKG-RA系ワンステです。この形式ばかり改造されて
いるのは、改造しやすいのかあるいはエンジン回りのオーバー
ホールにあたって新品に交換した方が得策と判断されたのか。
日産ディーゼルはバスの製造を止め、西工ボディも廃業した為
新品に交換した方が良かったのかも知れません。
(四枚目)
・後部です。バックアイカメラの撤去跡が有ります。
9805と共に後部にベビーカーマークが追加されました。
この車は飯塚市のラッピング車となっています。尚今回紹介の
2台は何れも片江所属ですが、今回は他に那珂川・小倉・戸畑
にも導入されています。那珂川・戸畑はレトロフィットバス
初導入です。
・車番 5991 ナンバー 福岡200か19-48 年式 2009
所属 片江 形式 UDトラックスPKG-RA274MAN
西工96MC B-Ⅱボディ 大型スロープ付ワンステップ車
前中4枚折戸 黒サッシT字窓 LED表示器
電気バス改造車 専用色
(五枚目)
・片江営業所の構内です。
「レトロフィット電気バス」がまとめて営業所の隅に停車して
います。片江営業所はレトロフィットバスに加え日野ブルー
リボンシティやいすゞエルガのハイブリッドノンステが既に
導入されていた事があり、低公害車の割合が高まりました。
又奥には昨年運用を離脱した営業用車最後の大型ツーステ
(いすゞKC-LV)の姿も有りました。
(六枚目)
・移転した那珂川営業所奥にも2台「レトロフィット電気バス」
が停まっていました。充電設備らしきものが見えます。
ラッピングのデザインから中央が9893(那珂川市ラッピング)、
右端が9871(朝倉市ラッピング)と思われます。
西鉄の「レトロフィット電気バス」の台数は少しずつながら
増加しており、配属営業所も増えています。
今後は他の車種も改造されると思いますが、かつての西鉄の
代表車種だった日デ+西工大型ワンステが今後も長く活躍し
続けると思われ、期待が抱けます。
以上です。
参考HP 西鉄グループニュースリリース(2024.2.9)