撮影日   2024.1.14

撮影場所  各写真に記載

 

間もなく実施の3月ダイヤ改正で自動運転列車の大幅増が予定

されている、香椎線の主役BEC819系5300番台です。

 

(一枚目)

・香椎駅で停車中の宇美行き、ZG5305編成の西戸崎方先頭車、

クモハBEC819-5305です。

香椎線は宇美駅~西戸崎駅間ですが、殆どの列車が鹿児島本線と

接続する香椎駅で系統分割されています。

 

BEC819系は2016年から導入されたJR九州唯一の交流用蓄電池

電車です。

若松線(筑豊本線)用に導入された0番台と、香椎線向けに設計

変更・車側カメラが搭載された300番台が製造されました。

更に0番台を香椎線対応に車側カメラ設置改造した100番台、

300番台を自動運転対応に改造した5300番台が存在します。

尚300番台については以下の記事で掲載しています(2021.1.5)。

BEC819系300番台 | 303-101のブログ (ameblo.jp)

(二枚目)

クモハBEC819形にパンタグラフを搭載しており、シングル

アーム式です。香椎駅では充電の為パンタグラフを上げています。

行先表示器はLEDで、ベースとなった817系の様に大型です。

(三枚目)

宇美方先頭車クハBEC818-5305です。

前照灯はLEDで丸形、行先表示器は817系と同じく横長タイプです。

車体は817系と同じくアルミダブルスキン構造で、817系2000・

3000番台と同じく白く塗られ前面はブラックアウトされています。

次の821系で何故銀色に戻ったのか不明ですが。

 

300番台は2019年までに11本が導入されましたが、現在は全車

5300番台に改造された模様です。

※参考サイト JR編成表・配置表

直方車両センターBEC819系編成表 - JR編成表、配置表 (fc2.com)

香椎線対応改造の100番台も改造されるのか気になります。

(四枚目)

同車の運転台部分です。小窓が設置されています。

300番台は製造時から車側カメラが設置されています。

後にJR九州では近郊型電車のワンマン化を推進する為に車外カメラの

搭載を進めて行きましたが、その走りとなります。

813系では注意書きが書かれていますが、本形式には有りません。

(五枚目)

香椎駅構内は広く、昼間には香椎線のBEC819系が休んでいます。

写真はZG5304編成でパンタを下げています。

ここに香椎線の車両が休むのはキハ40系時代からの伝統です。

300番台ではカメラ設置によりイーサネット通信用の電気連結器が

追加された為、0番だと違って2段タイプになっています。

(六枚目)

・このZG5305編成に乗車して終点・宇美駅まで行きました。

表示は「香椎線」です。

 

BEC819系の足回りはTD継手式の中空軸平行カルダン駆動で、

IGBT素子のVVVF制御です。

ブレーキは回生ブレーキ併用の電気指令式で、台車は

ボルスタレス式です。

最高速度は120km/hですが、鹿児島本線の快速運用を考慮して

おらず台車にはヨーダンパは装備されていません。

基本的に817系ベースで併結運用も有りますが、モーター

出力は817系の150kwに対し本形式は95kwです。

(七枚目)

クハBEC818の側面です。

3ドア両開きドアにドア間は大型の1枚固定窓で、車端部は

トイレや機器室となっている為窓は有りません。

JR九州得意のロゴが描かれており、「DENCHA」のロゴが

入っています。

「CT」のロゴは水色です。

かつて使用されていた気動車と違い、ステップは設置されて

いません。

(八枚目)

クハBEC818の車内です。

817系2000番台と同じくオールロングシートで、白系の清楚な

車内です。床は薄茶色の地色にQRコードが描かれています。

吊手は丸型となっています。

モケットの色や柄は車両の中でも複数有って見ていて楽しいです。

(九枚目)

座席は817系譲りの木製の背もたれに座布団を設置した

タイプです。

300番台では0番台より座布団の厚みが増し、アクリル製の

仕切りの形状も変更されています。

座席の間には弧を描いた仕切りが設置されています。

戸袋部の座席はヘッドレスト付きで、窓の部分の座席は窓に

はみ出しています。掃除が大変そうですが、後継の821系では

窓が小さくなってしまいました。

(十枚目)

天井は平天井でラインフロー式、横流れファンは有りません。

照明は直管タイプのLEDです。

尚パンタ部は低屋根仕様になっています。

優先席部は吊手が黄色く塗られ、座席は白くなっていますが

JR九州では形式毎に優先席の色が違ってしまっています。

尚助士側には窓部分に機器箱が増設されています。

自動運転関連なのか、動作音が聞こえました。

(十一枚目)

クハBEC818形には車椅子対応の大型トイレが設置されており、

対面は車椅子スペースです。介助者用のジャンプシート付きで

床は黄色く塗られていますが、窓が無く少し暗いです。

車椅子スペース後方は機器室で、貫通扉は大窓です。

尚クモハの方は車端部は左右とも機器室なので車端部に座席は

有りません。

機器室部分には液晶タイプの車内案内装置が設置されています。

(十二枚目)

ドア内側は白く塗られており、何気に「KURO」がいます。

ドアは押しボタン式の半自動ドアで、香椎駅の長時間停車時に

重宝しそうです。海に近い西戸崎駅付近でも役に立ちそうです。

ドア付近は近年のJR九州の電車らしきサークル状の吊手配置です。

床は黄色く塗られていますが、範囲は狭いです。

(十三枚目)

ドア上には千鳥配置で液晶式の案内装置が設置されています。

JR九州では何故か片面だけLED式案内装置設置という事例が

長く続いていましたが、一般的な?仕様になっています。

因みにこのBEC819系で統一された香椎線や若松線に対し、

鹿児島本線では821系以外車内案内装置はLED式なので、

支線区の方が豪華?になっています。

(十四枚目)

運転台は運転士側と助士側がそれぞれ独立した構造で、

仕切り扉が奥まって設置されています。

尚乗車列車は自動運転中で、係員さんはマスコンやブレーキ

ハンドルを扱わず、必要箇所でボタンを押していました。

各駅の出発や信号の確認などの際は自動で音声が流れて

いました。

(十五枚目)

運転席部分です。

デスク部の右側には大型のモニターが有り、計器類はアナログ

式でワンハンドルマスコンです。

自動運転関連なのか色々機器が増設されている様に見えます。

自動運転実施中の為案内札が掲げられています。

尚JR九州では今年1月から乗務員の氏名掲示を廃止しました。

(十六枚目)

・最後に、貫通扉から見た宇美駅の末端部です。

宇美八幡を模した駅舎と、寂れた線路が見えます。

 

尚香椎線は現在でも7割程が自動運転ですが、来年3月改正で

全便が自動運転化され、更に一部列車では運転士が乗務せず

運転免許を持たない係員だけの乗務になる見込みです。

JR九州は今後自動運転化を拡大したいと考えている様ですが、

同型車が使われている若松線辺りが対象でしょうか。

単線で非ATC・踏切だらけの路線での自動運転実施に驚いた

ものですが、乗務員不足解消の為今後も広がりそうです。

 

 

参考HP  JR九州公式ニュースリリース(2023.11.30) 

 

               日本経済新聞(2023.11.30)

 

               JR編成表、配置表

 

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