撮影日   2024.1.16

撮影場所  博多バスターミナル

 

福岡地区の西鉄バスでは昨年6月9日より、既存のディーゼル

エンジンのワンステップ車を自社工場で電気バスに改造した

「レトロフィット電気バス」を2台運行開始しました。

その内の一台です。

 

(一枚目)

・ 博多バスターミナルを出発する6251号車です。

福岡地区では広告ラッピング車は前面はラッピングされていない為、

前面までラッピングされた車両は珍しいです。

 

2010年式PKG規制の大型スロープ付きワンステップ車です。

当時標準だった西工96MC B-Ⅱボディに前中4枚折戸、黒サッシ

T字窓です。行先表示器はLEDとなっています。

2000年代に大量導入された日産ディーゼル+西工の大型ワンステの

一員ですが、導入時期が最末期の為UDトラックス製となります。

同年式の同型車6265が西日本車体最終製造車の為、長く続いた

西鉄バスの西工ボディでも最終期の車両です。

 

 

電気バス改造に際し、エンジンを取り外しモーター・バッテリーを

搭載しバッテリーは車内にも搭載されています。

6261と初回は2台の改造で、初めて西鉄グループ・西鉄車体技術と

いった西鉄グループ内で製作したレトロフィットバスとの事で、改造に

当たり台湾のメーカーより技術指導を受けています

(四枚目)

後部です。バックアイカメラ付きです。

ラッピングされたせいか車椅子マークが後面窓上部に移設され、

何故かベビーカーマークも追加されています。

 

元は「スマートループ色」で新製された車で、座席モケットも

グレー系の「スマートループ」仕様です。

今回の改造に当たり全面的に緑系で木のイラストを描いたデザインに

変更され、「レトロフィット電気バス ELECTRIC BUS」の文字が

入りました。

尚、その後同型車が複数台電気バスに改造されましたが、デザインは

簡略化されました。主に片江に配属されています。

今後西鉄バスはノンステップバスへの統一を図る方針と聞いていたので

電気バスへの改造はノンステ中心かと思いましたが、中堅のワンステの

改造が続いたので意外な気がします。西工ボディ車が今後も活躍

し続ける事になるので個人的には嬉しいです。

 

・車番 6251 ナンバー 福岡200か21-57 年式 2010 

 所属 片江 形式 UDトラックスPKG-RA274MAN

   西工96MC B-Ⅱボディ 大型スロープ付ワンステップ車

 前中4枚折戸 黒サッシT字窓 LED表示器

 電気バス改造車 専用色

 

以上です。