撮影日 2023.12.27
撮影場所 JR九州鹿児島本線 博多駅
「ソニック」「リレーかもめ」の主役885系に潜む異色の
存在の車両、400番台の写真です。
(一枚目)
・回送で到着した885系SM3編成です。
2000年に当時の「かもめ」向けに最初から6連で導入された
1次車グループで、当初は5連で後に増結した2次車とは
中間車の番台区分が異なります。
前面の青帯は当初「かもめ」用は黄色でしたが、青色に
変更され「ソニック」と共通運用です。
(二枚目)
・側面です。
885系特有の純白のデザインで、アルミ車体で丸みを帯びた
スマートな車体です。
885系は製造期間が短く、導入年度の違いは殆ど有りません。
一見変哲もない885系に見えますが…。
(三枚目)
・885系の4~6号車は通常各車共0番台ですが、この編成だけは
各車両とも400番台となっています。
これは2004年に前年に発生した事故で3両が被災し廃車された
代替として落成したもので、新区分の400番台となりました。
車番末尾は被災車の車番に合わせています。
これはクモハ885-403で、トイレ・フリースペースを備え定員
48名、主変換装置とCPを備えます。
(四枚目)
・相方モハ885-403です。
事故廃車代替車用に区分された車はJR九州では813系300番台や
キハ200形5000番台が存在します。それらの車は製造期間が
長く途中で仕様変更された分が反映されていますが、885系は
製造期間が短かった為特に変わった点は無いようです。
この車はフリーススペース付きですがトイレは無く、定員は
60名でシングルアームパンタと主変圧器を備えます。
クモハ885に給電する様になっています。
(五枚目)
・サハ885-403です。
885系はこの3両が最後の新製車となっています。
JR九州の電車特急もこの後は885系1000番台が今のところ
最新です。
トイレ及びフリースペース付きで定員60名です。
JR九州の電車特急では最新の885系、他形式と比べ編成毎の
差異が無い形式ですがこの様な珍車も潜んでおり興味深いです。
以上です。