撮影日   2023.12.21

撮影場所  JR九州鹿児島本線 博多駅(1枚目は笹原駅)

 

先日JR九州813系のオールロングシート改造が発表され、大きな

衝撃が走りましたが、本日遂に第一陣のRM2214編成に乗車

出来ましたので紹介します。

 

(一枚目)

粉雪舞い散る笹原駅で撮影した、RM2214編成クハ813-2214

です。二日市行き普通列車で813系を3本繋いだ9連の中間に入って

おり、前後は未改造でした。

元は813系の最大派閥、200番台を座席撤去して+2000となった

編成で、ワンマン化・車外カメラ設置は行っていません。

(二枚目)

注目の車内です。クハ813-2214です。

ドア間の座席はオールロングシートとなりました!

モケットは元と合わせたか赤色市松模様で、811系リニューアル車と

同じ形状のバケットシートで片持ち座席です。

811系に比べ硬めに感じましたが、305系や815系、817系ロング車

よりは良いかと。

袖仕切り部は荷棚と一体型となり、アクリル製の防風板が設置され

ましたが、無地の物で811系等の様な模様入りでは有りません。

座席撤去部分の荷棚はオレンジに着色されていましたが、剥がされて

しまいました。

(三枚目)

ロング改造はされましたが、化粧板や床はそのままで脚台の

跡が見られます。

各車の車端部はクロスシートが残っています。

照明も蛍光灯のままで、ドア上の車内案内装置もLEDのまま

(811系もですが)です。

※LED照明化されている可能性も有ります(2024.2.29追記)

本格的なリニューアルでは無く、あくまでも輸送力増強という

事が窺えます。

 

個人的に残念だったのは車椅子スペースの設置が行われなかった

事です。写真はトイレ付きクハですが、和式トイレのままで

向かいはBOXシートです。車椅子対応にする千載一遇のチャンス

だったと思うので、未設置車は廃車迄設置されなさそうです。

415系やキハ200のロング改造車ですら車椅子スペースが設置

されていたのですが…。

(四枚目)

写真中央に写っている茶色モケットの区画は優先席です。

(サハ813-2214)

上写真にも写っていますが、この部分の吊手や手すりは黄色と

なっています。

この茶色のモケットは813系の300番台以降の後期車などで

見られるものと同じに見えますが、後期車のロング改造車は

どんなモケットになるのか興味深いです。

そしてJR九州の優先席は形式によってモケットの色が違って

しまっています。通常座席と同じ形式も多いですが。

(五枚目)

改造に当たって車番は変更されていません。

唯一座席未改造で残った、福北ゆたか線専用の異端車RG228編成も

改造されると思われますが(ゆたか線の方が座席撤去の必要が

有りそうな気がしましたが…)、改番されるのでしょうか。

0・100番台も+2000となるのか…。

 

尚2本目として未改造だった300番台RM301編成がロング改造され、

ワンマン化未施工で新区分番台RM2301編成となったそうです。

こちらの車内はどうなっているのか気になる所で、813系の様々な

姿が今後も見られそうです。

そしてそろそろリニューアル時期ですが、今後本格的なリニューアルを

するのかどうか…。機器更新くらいはするのか?

 

以上です。