撮影日   2022.2.1

撮影場所  JR九州鹿児島本線 門司駅

 

JR九州の多数派、813系の中でも3本しか製造されなかった

300番台のトップナンバー編成です。

 

(一枚目)

・普通 門司港行きのRM301編成です。

813系のR編成+南福岡所属車Mの組合せです。

 

813系300番台は9次車として2003年に3連3本だけが製造され

ました。この編成は事故廃車編成の代替で新製され、一部部品を

再利用しているとの事で、近畿車輛製です。

最大派閥の200番台ベースですが、2001年に福北ゆたか線向けに

100番台を3連化する為にサハだけ製造された500番台に準じ、

編成中に車椅子スペースと転落防止幌が設置されました。

 

813系は10本以上製造された番台が多いですが、この編成は11次車

1000番台と共に3本だけの少数派です。そして303編成は3500

番台に改造されワンマン改造及び座席撤去が行われた為、2本

だけの少数派となりました。もっとも1000番台は上記改造で

2本だけになってしまっていますが。

(二枚目)

門司港方先頭車クハ813-301の側面です。

幕式方向幕でドア脇にコルゲートが無いのは200番台と共通の

車体です。

しかし500番台に準じ側面窓は濃色ガラスになりカーテンは廃止、

更に本番台から窓も濃色ガラスになりました。

車内も白系の車内+茶色のモケット+817系風の扉付近のサークル

状の吊手配置となっており、以後製造分に波及した為少数派ながら

ターニングポイントとなった番台です。

(三枚目)

813系は門司港方制御車にパンタグラフが付いているのが特徴

です。交流車の為物々しいです。

次の1000番台からシングルアーム式になった為、菱枠式で製造

されたのは300番台が最後です。

又本車両にはトイレが設置されていますが、本番台から車椅子

対応の大型となり、やはり以降の番台にも波及しました。

500番台と違い車椅子スペースはこのクハ813形の設置で、

以後製造分もサハ813-400番台を除き当形式の設置です。

(四枚目)

中間車サハ813-301です。

813系は1M2Tで交流車らしく電動車の数が少ないですが、この

300番台までは八代方先頭車が電動車、1000番台からは中間車が

電動車となりました。

よってサハ813形は編成製造分では本番台が最後、増結用だと

10次車の400番台(0番台組み込み用サハ)が最後です。

(五枚目)

300番台では車外スピーカーは200番台と同じく製造時からの

設置です。改造設置の0・100番台と違い綺麗に設置されています。

クーラーは集中式で、通風器は無い為屋根上はスッキリしています。

(六枚目)

電動車クモハ813-301です。

本番台迄は200番台と同じくGTO素子のVVVF制御装置となって

おり、回生ブレーキでは無く発電ブレーキとなっています。

台車は303編成以外は廃車発生品のZリンク式のボルスタレス台車

DT401K(付随台車はTR401K)を使用しています。

隣は1100番台をワンマン化・座席撤去した3100番台で、特徴ある

前頭部と車外確認用カメラが見えます。

 

 

先日813系の残存編成が全てワンマン化される旨発表されました。

座席撤去された車両に正直辟易していたので、安堵する気もしますが

これにより九州内のクロスシート車が激減してしまうのが大変

残念です。813系の転クロは窓と合わない以外は良かったのですが。

2200番台の改造車はモケットは赤でしたが、茶色の300番台以降は

茶色に合わせるのか、各車に車椅子スペースを設置するのか等

色々気になります。改番もするのかどうか…。

 

以上です。