撮影日 2023.9.17
撮影場所 西肥自動車 伊万里営業所※敷地外公道から撮影
(10枚目は昭和自動車伊万里支所、11枚目は伊万里駅前)
先日久々に西肥バスの伊万里営業所を訪れたので、その際の写真を
掲載します。
(一枚目)
・正面の写真です。
西肥バスは基本佐世保ナンバーですが、伊万里地区は佐賀ナンバーで
登録されています。
伊万里地区の車両は近年は日野の大型車の移籍車が多いイメージで、
大阪市営中古のU規制ブルーリボン(元コスモスクエアシャトル用)、
名古屋市営中古のKC規制ブルーリボン(元基幹2号用)が多数いました。
今回訪れたら高槻市営中古のPJ規制ブルリⅡノンステが走っており、
遂に伊万里にノンステの時代がと驚いたと共に、日野移籍車の伝統が
続いた事も驚きました。
入庫中のエアロミディはF692号車で、PA規制の中型ノンステです。
前中引戸で黒サッシ逆T字窓です。元は神戸市交通局の車両で、
その後路線移譲で阪急バスに移籍した車両だそうです。
私が神戸にいた10年近く前、これら神戸市営移譲車は5000番台を
付けて走っており、阪急オリジナル車では見られない車両で異彩を
放っていましたが、まさか伊万里で見かける事になるとは…。
・車番 F692 ナンバー 佐賀200か12-67 年式 2006
所属 伊万里 形式 三菱PA-MK27FH LED表示器
中型スロープ付ノンステップ車 前中引戸 黒サッシ逆T字窓
国交省標準仕様ノンステップ車(青ステッカー) 路線色
神戸市交通局→阪急バス移籍車
(二枚目)
・手前のブルーリボンはオリジナル車で、廃車だったと思います。
庫内には2台のニューエアロバスの貸切車の他、特徴的な車が2台
停まっていました。
右から2台目の車はN833号車で、有田町コミュニティバスの専用車
です。2008年式の日デ+西工96MC B-Ⅰボディの中型ノンステを
ベースにレトロ調に改造した車で、窓や屋根周りが改造されており
写真でもダブルルーフ調スタイルが見えます。西肥バスは長く日デ
車及び日産ディーゼル車を導入していましたが、2000年代から
激減しこの車が久々の導入且つ最後の導入分となりました。移籍車
でも日デ車及び西工車は佐世保市営引継車以外では少数派です。
一番右のリエッセはK086号車で、2006年式です。トップドア車で
こちらは有田町の旧西有田町地域向けのコミュニティバス用です。
西肥バスでは小型車は少数派で、リエッセはコミュニティバスや
新上五島向けに使われています。伊万里には他に伊万里市の
コミュニティバス向けに同型のリエッセがいますが、何故か
スイングドアです。
・車番 N833 ナンバー 佐賀200か486 年式 2008
所属 伊万里 形式 日産ディーゼルPDG-RM820GAN
西工96MC B-Ⅰボディレトロ調改造車 LED表示器
中型スロープ付ノンステップ車 前中引戸 黒サッシ逆T字窓
有田町コミュニティバス専用車 専用塗色
・車番 K086 ナンバー 佐賀200あ102 年式 2006
所属 伊万里 形式 日野PB-RX6JFAA LED表示器
小型ツーステップ車 トップドア 黒サッシメトロ窓
有田町コミュニティバス専用車 専用塗色
(三枚目)
・伊万里営業所は敷地が結構広く余裕が有る様で、西肥バスで
お役目御免になった車が最後に集う場所となっています。
この日も何台も役目を終えた車がいました。
まずは2台のブルーリボンから。
手前の元H211号車はオリジナルのKC規制車で、1998年式の
ツーステです。ビルトインクーラー車でLED改造されていました
が、表示器は外され「回送」の貼り紙がされていました。
奥のH244号車は同じKC規制のブルリツーステですが、後部の
ライト配置が独特です。
こちらは1996年式で、元名古屋市営の基幹バス2系線の専用
車でした。西肥にまとまって移籍しており、伊万里にも複数
配属されていました。尚この車は市営時代末期は一般路線車に
転用されていました。
・車番 H211 ナンバー 佐世保22か12-56 年式 1998
所属 東部? 形式 日野KC-HU2MMCA LED改造車
大型ツーステップ車 前中折戸 黒サッシ2段窓
路線色 除籍済
・車番 H244 ナンバー 佐賀200か12-68 年式 1996
所属 伊万里 形式 日野KC-HU2MMCA LED改造車
大型ツーステップ車 前中4枚折戸 銀サッシメトロ窓
路線色
名古屋市交通局移籍車(元基幹2系統専用車)除籍済
(四・五枚目)
・日野ブルーリボンは他にも2台役目を終えた車がいました。
手前はH210、奥はH209で上のH211と同型車です。
西肥バスのスケルトンボディのツーステップ車は基本的に
黒サッシ2段窓で前中折戸が標準で、大型車は10.5mクラスの
標準尺、中型車も標準尺で統一されていました。
いすゞ車以外が導入されていましたが、ボディメーカーは
地場の西工ボディに加え富士ボディ架装車も多く、バラエティ
豊かでした。又何故か大型車はエアサス・中型車はリーフサス
というヒエラルキーが有りました。
末期まで残った車は殆どLED改造されていました。
同社の日野製大型車は多くが純正ボディでしたが、僅かに西工
ボディも導入されていました。
純正ブルリツーステはP~KC規制で大量導入されており、KC規制
でも9台(他に西工ボディ1台)導入されました。1997年式から
ビルトインクーラーでした。純正ブルリのLED改造車は側面行先
表示器部だけ銀サッシになった車もいました。
最近まで佐世保市内でよく見かけましたが、近年同社のツーステ車は
置換がかなり進んでしまい、遂にKC規制迄がという気分です。
・車番 H210 ナンバー 佐世保22か12-55 年式 1998
所属 東部? 形式 日野KC-HU2MMCA LED改造車
大型ツーステップ車 前中折戸 黒サッシ2段窓
路線色 除籍済
・車番 H209 ナンバー 佐世保22か11-98 年式 1997
所属 東部? 形式 日野KC-HU2MMCA LED改造車
大型ツーステップ車 前中折戸 黒サッシ2段窓
路線色 除籍済
(六枚目)
・中型のエアロミディも2台引退していました。
左がF546、右はF545号車でいずれも1995年式U規制車で、
神奈川中央交通移籍車です。前中引戸で銀サッシ2段窓、新製
時は前ドアステップが下がる「新ステップ車」でした。
最後は離島の新上五島配属で長崎ナンバーだった様です。
中々本土に来ない新上五島の車も最後は伊万里に来ます。
西肥へは神奈中から多数移籍しており、このU規制エアロミディ
が多数移籍した他、大型のエアロスターはワンロマのKC規制車や
KL規制のワンステ・ノンステが多数移籍しました。数年前平戸に
行ったら島内路線の多くが神奈中古エアロスターワンステだった
ので驚いたものです。
これら移籍車も世代交代が進んでいます。
・車番 F546 ナンバー 長崎200か11-14 年式 1995
所属 新上五島 形式 三菱U-MK218J LED改造車
中型リーフサス・ツーステップ車 前中引戸 銀サッシ2段窓
新ステップ車 路線色
神奈川中央交通移籍車 除籍済
・車番 F545 ナンバー 長崎200か13-78 年式 1995
所属 新上五島 形式 三菱U-MK218J LED改造車
中型リーフサス・ツーステップ車 前中引戸 銀サッシ2段窓
新ステップ車 路線色
神奈川中央交通移籍車 除籍済
(七枚目)
・上のH244と同個体かは分かりませんが、名古屋市営ブルリの
廃車体です。
90年代の名古屋市営バスの大型車は3ドアが基本でしたが、基幹
2号系統だけは共同運行の名鉄バスに合わせ中乗り前降りで、前中
4枚折戸が採用されていました。
銀サッシメトロ窓でエアサス、独特なブレーキランプ配置などは
一般車と同じです。
移籍時にモケット張替が行われ、白いカバーが掛けられています。
この1996年式のブルーリボン基幹バス2号系統用車は西肥に一挙に
11台まとめてやって来ました。この時代の名古屋市営車は殆ど
移籍例が無かったので、移籍してきた時は驚きでした。一般車も
前中4枚折戸になってからは移籍例が増えましたが。
西肥では初の、そして今でも唯一の名古屋市営移籍車です。
尚この前に西肥では大阪市営の元コスモスクエア専用車を10台
以上まとめて導入したり、遡れば阪急バスから大量に三菱+西工
58MC B-Ⅱツーステ(K及びP-MP118系)の前後ドア車!(西肥史上
唯一か)を導入した事も有りました。
たまに変わった中古車を大量購入する謎のムーブメントが…。
(八枚目)
・車番は分かりませんが、エアロスターワンステもいました。
伊万里では余り見かけない車種の気がしますが?
KC規制の車で、前中4枚折戸で黒サッシ逆T字窓です。
座席には白いカバーが掛けられています。
元は名古屋市営移籍車で、写真の様な10m級短尺車が複数移籍
してきた他、標準尺車もやって来ています。
他にKC規制ではブルーリボンワンステや、1台だけ日デ+富士
8E中型ロングワンステも移籍しています。
いずれもLED改造され、横引きカーテンの設置等が行われました。
これらもそろそろ、でしょうか?
(九枚目)
・小型貸切車でリエッセもいました。
スイングドアで黒サッシメトロ窓、ブロンズガラスで貸切車の
標準色です。
リエッセの貸切車は何台かいる様ですが、伊万里所属だと
2008年式のK091号車でしょうか。
奥には上写真に掲載した廃車体達が見えます。
古参車が多かった西肥でも世代交代が進んでいます。
(十枚目)
・最後にオマケで、昭和バスの伊万里支所です。
西肥バスの伊万里営業所とは川を渡ってすぐです。
現在昭和バスの伊万里地区の路線は高速バス「いまり号」と
唐津~伊万里間の路線だけですが、かつては武雄までの路線や
伊万里市内東部方面への近距離路線も存在しました。
かつては伊万里営業所で、90年代には分離子会社で伊万里昭和
交通も存在したので随分寂しくなりました。
尚「いまり号」のみここから発着します(バス停名は伊万里
営業所)。
(十一枚目)
・伊万里地区のターミナルは伊万里駅前で、始発停留所はJR・
松浦鉄道の伊万里駅の間の路上に有りますが、昭和バスの
降車停留所と西肥バスの伊万里農林高校前行き停留所は駅前まで
入らず国道上に設置されています。
左手に数十メートル程行くと伊万里駅です。
そして、左手の「ろうきん」の場所は2009年まで伊万里バス
センターが存在しており、西肥・昭和双方が発着していました。
現役時代一度訪れたことが有りますが、確かバスはブースに対し
前側から直角に乗り付け、バックで出発という方式だったと
思います(佐世保駅前バスセンターが同様)。
その頃は両社のローカル線も多数走っており、来る度に車両は
新しくなっても台数は減って寂しくなったと思ってしまいます。
以上です。
参考HP トラフィックタウン
まるはち交通センター
カナちゃん号










