撮影日 2023.9.17(4枚目は2018.1.22)
撮影場所 各写真に記載※敷地外公道から撮影
昭和バスらしい日野+西工ボディの中型ワンステップ車です。
(一枚目)
・栄町バス停で撮影した、288号車です。
唐津大手口~伊万里駅前間の長距離系統に入っていました。
車番は付与されていない様です。
2004年式KK規制の日野車で、中型スロープ付きワンステップ車
となっています。この時期の日野製中型ワンステのシャーシは
リーフサスのRJ系のみの設定ですが、実際は改造形式でエアサス車が
設定されており、当車両もエアサスです。
西工96MC B-Ⅰボディを架装しており、前中引戸です。
前中引戸で黒サッシT字窓ですが、ドア側最後部のみ逆T字窓です。
新製時からLED表示器で、熱線吸収ガラスです。
路線車の標準色で出入口表示は日・英・韓の3か国語表示です。
(二枚目)
・車内です。
この車で唐津から伊万里迄移動しました。
車内は壁は白で窓より下はグレー、床は水色で中ドア後部は
スロープ形状、運賃表示器は液晶式です。
座席配置は運転士側は1人掛け×1+2人掛け×2列+車椅子対応折畳
1人掛け×1、ドア側はロングシートで中ドア後部は左右2人掛けの
ハイバックシートで、モケットは青系で水色のカバー付きです。
(三枚目)
・終点伊万里駅前で撮影した同車の後部写真です。
バックアイカメラに乗降中表示器付きです。
伊万里駅前の乗車バス停は昭和・西肥共にJRと松浦鉄道の駅の
間に有り、降車バス停と離れています。
左手にはかつて両者共有のバスセンターが有りました。
昭和バスの西工ボディのスケルトンボディ車(B型・S型)は後面
窓が3分割式が標準でしたが、このKK規制のワンステでは1枚窓に
変更されています。
昭和バスではP規制で日野+西工58MC B-Ⅰのツーステを導入
(同時に日野純正と富士6Eを並行導入…)していましたが、U規制
では純正ボディとなりました。
KC規制車では西工+日野の組合せが復活し、96MCボディでセミ
ツーステの低床車になりましたが、更にKK規制では完全なワンステ
(スロープ付き)となり、エアサス・前中引戸となりました。
当形式は10台程導入されていますが、この2004年式は当初から
LED表示器でコーナリングランプが設置されているのが特徴です。
又熱線吸収ガラスが採用され、側面の窓配置も見直されており
前中ドア間は大型行先表示器のみの設置となっています。
・ナンバー 佐賀200か288 年式 2004 所属 伊万里
形式 日野KK-RJ1JJHK改 中型スロープ付ワンステップ車
西工96MC B-Ⅰボディ 前中引戸 黒サッシT字窓(一部除く)
LED表示器 路線色 エアサス改造形式車
(四枚目)
・こちらは後部だけですが、伊万里営業所内でかつて撮影した
同僚289(0251)号車です。こちらには車番が有るのが不思議です。
昭和バスではKK規制で国産4メーカーの中型ワンステを導入しましたが、
三菱車以外は西工ボディ(日デ車は富士ボディも導入)という偉業を
成し遂げました。
日野車は中でも多数派ですが、殆ど佐賀県内の配置でこの2台はずっと
伊万里所属の様です。
そして暫く路線車の新製が途絶えた為、昭和バスの一般路線車の西工
ボディ車では最後のグループです(高速・貸切車は以後も導入)。
尚全国的に見てもKK規制の日野+西工中型車は大分バスや大分交通、
亀の井バスや日田バス等少数派で大分県内に導入事例が固まって
います。
・車番 0251 ナンバー 佐賀200か289 年式 2004 所属 伊万里
形式 日野KK-RJ1JJHK改 中型スロープ付ワンステップ車
西工96MC B-Ⅰボディ 前中引戸 黒サッシT字窓(一部除く)
LED表示器 路線色 エアサス改造形式車
以上です。
参考HP トラフィックタウン
Tokuden IM