撮影日   2015.8.16

撮影場所  高森駅付近

 

南阿蘇鉄道を巡る記事の最後は、8年前に訪問した際に撮影した

南阿蘇村コミュニティバス「ゆるっとバス」の写真紹介です。

高森は大津・高千穂・阿蘇・蘇陽と四方に道が伸びており、

バス路線も産交グループ(かつては宮崎交通も)が多く路線を

持っていました。

殆どコミュニティバスになった現在でも多くの路線が有ります。

 

(一枚目)

・立野駅発~(温泉センター)ウィナス・(温泉センター)瑠璃・

白川水源経由高森(中央)行き422号車です。

 

2005年式のPB規制の日野車で、小型ツーステップ車です。

産交で大量導入された車椅子スペース付きながらリフトやスロープが

無いタイプのリエッセで、前中折戸です。

このPB規制から黒サッシになりました。

訪問時は幕式方向幕のままでしたが、後にLED改造されました。

(二枚目)

・後部です。バックアイカメラ付きです。

行先表示は産交独自の青地に経由地が白抜き表示で、主要経由地は

赤く書かれたタイプでした。

 

この車は「ルリ号」と愛称が付いていて専用塗色になっていました。

前回紹介した277号車リエッセの様に内装も独自の仕様かも知れません。

今年3月訪問時にはこの車と思しき車両が産交の路線色で走っている

光景を見た為、現在はこの塗色は過去の物かも知れません。

 

・ナンバー 熊本200か422 年式 2005 所属 高森

 形式 日野PB-RX6JFAA  小型ツーステップ車 車椅子スペース付

 前中折戸 黒サッシメトロ窓 幕式方向幕(後にLED化)

 ゆるっとバス専用車 専用色(現在は路線色化?)

(三枚目)

こちらは前回紹介した277号車の過去の姿で、立野駅行きでした。

幕式方向幕時代の姿で、塗色も専用色で「ブルービー号」の愛称が

付いていました。現在が路線色になりLED改造済みです。

 

ゆるっとバスは2009年に運行開始しましたが、専用車として産交バスの

前中ドアリエッセが3台転用され、KK規制の277・364号車が「ブルービー

号」「阿蘇ファームランド号」、PB規制の477号車が「ルリ号」となり各車

専用塗色となりました。

2011年には「みなみあそカルデラ号」が追加されましたが、こちらは産交の

リエッセでは一台物?の中ドアステップリフト仕様となり、車内後部が

展望仕様となった特注仕様となりました(853号車)。産交が導入した最後の

リエッセです。

尚、後に364号車も路線色に戻されています。

(四枚目)

高森駅の「ゆるっとバス」時刻表です。

南阿蘇村のコミュニティバスですが、バス停は産交の物を使用して

おり、産交の一般路線との違いが見えにくいです。

 

ルートは何度か変わっており、訪問時は高森中央から立野駅間を

「白水ルート」「久木野ルート」「湯の谷ルート」の3ルートで

結んでおり、温泉センター等を立ち寄る区間は営業時間外は経由

しない様になっていました。

現在は「白水ルート」「久木野ルート」に加え立野駅起点の循環系統の

「立野循環ルート」となっています。

産交時代の路線を引き継いだ区間が多いです。

いずれも毎日運行で、運賃は区間制ですが初乗り100円、立野と高森を

1時間かけて乗り通しても500円は安く感じます。

(五枚目)

路線図です。各バス停への運賃と時間が書かれているのが親切です。

ルート上に温泉や観光施設が多いのが流石阿蘇です。

尚、立野駅は「ゆるっとバス」運行開始に伴い乗り入れ開始したもので、

それまでは国道57号上の立野バス停が最寄りでした。

駅付近の道路はとても狭く、中型バス以上の乗り入れは難しそうです。

(六枚目)

こちらは同じく高森駅に乗り入れている、「高森町民バス」の

時刻表です。

やはり産交バスの廃止路線をベースにしており、産交路線色の

リエッセなどの小型車が使われています。 

時刻表のフォーマットも産交のスタイルで、産交時代と殆ど

変わらなく見えます。

(七枚目)

路線図です。

町内中心を起点に各地へ路線を持っており、中には大変狭い区間も

存在しかつて雑誌で取り上げられていました。

訪問時は200円(大人)均一でした。

(八枚目)

高森駅には他に山都町コミュニティバス(山都ふれあいバス)も

乗り入れており、専用のバス停を持っています。木製標柱でした。

旧 蘇陽町の馬見原方面の路線ですが、本数は少ないです。

ここも産交の路線ベースですが、馬見原は今も本数は激減しましたが

熊本バスのエリアです。

かつては現存する熊本バスと共に車庫が有った様です。

 

 

中々行きにくく、情報が少ない阿蘇エリアですが間もなく南阿蘇鉄道が

全線復旧する為、又行ってみたいです。

 

以上です。

 

参考HP   産交バス情報サイト(公式HP)

 

      BUS画像館熊本

 

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