撮影日   2022.2.25(3~5枚目は2024.4.8)

撮影場所  各写真に記載

 

意外に車種が多くバラエティ豊かな糸島市コミュニティバスの

中でももっとも小型な、トヨタ・コースターです。

 

(一枚目)

・糸島市内・浦志付近を走る144号車です。

 

この車は糸島市のコミュニティバスの専用車です。

元々は昭和バス系列の福岡昭和タクシー所属でしたが、糸島市のコミ

バスが昭和バスに移管され、同社のタクシー事業部所属になりました。

昭和バスに一時期付与されていた車番はタクシー事業部の車には導入

されていません。

 

スイングドアのワンボックスカーで、前面LED表示器付きです。

車体デザインは糸島市成立前の前原市時代のままで、「maebaru」と

書かれています。

前原市時代のコミュニティバスが糸島市に引き継がれたので、その頃

からの活躍です。糸島市の成立は2010年正月で、ナンバー的にも2000

年代後半の導入と思われますが、正確な年式は不明です。

少なくとも13年以上走っており、気が付けば結構な古参車です。

ナンバーは小判登録です。

(二枚目)

後部は乗降中表示器付きで、バックミラーも設置されています。

糸島市コミバス用には他にも青色のハイエースがいます(現在は不明)。

 

尚、昭和バスはグループのタクシー籍の車両を含め、ワゴン車の路線車を

以前から保有していました。

前原地区では確か、90年代半ば頃に不採算路線をジャンボタクシーでの

運行に転換したと記憶しています。最初は現在糸島市のコミュニティバス

になっている井原山線を昭和タクシーのワゴン車での運行に切替ました。

その後前原市内は路線の廃止が相次ぎ、昭和タクシー運行の前原市コミュニ

ティバスとなって今に至った筈ですが、細かい経緯は不明です。

又、唐津市内では現在も唐津市の乗合タクシーが存在しており、こちらは

昭和タクシー所属と思われます。

昭和バスグループのバスは本体・タクシー事業部・昭和タクシー・福岡

昭和タクシー(現在中小型貸切のみ)と分かれている様で、何気に複雑です。

 

・ナンバー 福岡200あ144 年式 不明 所属 福岡西部事業所

 形式 トヨタADF-KDH223B ステップワゴン 中央スイングドア

 固定窓 LED表示器 糸島市コミュニティバス専用車 専用塗色

 小判登録

(三枚目)※以下、2024.4.10追加

・近年糸島市内のコミュニティバス「はまぼう号」は九大方面の

路線は中型車による運行となり伊都営業所に移管、一方市内山間部

方面の路線はデマンドタイプの乗り合いタクシー「チョイソコよか

まちみらい号」に転換され、大分縮小されました。

それにより一部余剰車が出た様で経年車を見なくなりましたが、

この144号車は今年4月現在でも現役でした。

 

写真は糸島市・前原中央付近を走る144号車です。     

筑前前原駅発九大学研都市駅行きで使われていましたが、この

路線は近年今宿駅発着から九大学研都市駅に短縮されました。

それでLED表示器に入っていなかったのか、撮影時は行先は紙で

窓内部に表示、LED表示器は何と「福岡昭和タクシー」表示でした!

まだ旧社名が残っていたとは…。

側面も糸島市の前身、前原市のロゴのままなので時代が遡った

感が有りました。

(四枚目)

後部です。

尚この国道202号線を走る当路線はかつて昭和バスのメイン

ルートだった福岡~前原~唐津間の末裔です。福岡近辺の昭和

バスの撤退が進み、今宿~前原間は「はまぼう号」に組み入れ

られましたが、今宿付近の渋滞が酷かった様で九大学研都市駅

発着に改められてしまいました。

かつて大型の長距離仕様車が行き交った区間をハイエースが

走るのは複雑な思いです。もっとも旧・二丈町内の深江~

浜崎間はまるっきり路線が無くなってしまいましたが。

(自治体運行の白ナンバーのバスは一部ある模様)

(五枚目)

同日に撮影した昭和タクシー・福岡西部事業所です。

144号車が休んでいる他、引退したと思っていたローザが

まだ生き残っていたのには驚きました!

2008年式PDG規制・LED表示器の「福岡200あ171」かと

思われますが、まだ現役だったとは…。

 

以上です。