撮影日   2022.1.24

撮影場所  ロマンスカーミュージアム

      ※撮影可能場所から撮影。

      同館の禁止事項項目内、写真についてのポリシーに基づき

      掲載しています。

 

前回に続き、ロマンスカーミュージアムです。

今回は「NSE車」3100形車内の紹介です。

 

(一枚目)

3100形11号車デハ3221の車内です。

車内は前方に展望室、そして一般客室というレイアウトです。

座席は回転クロスシートで、シートピッチは970mmです。「ロマンスカー」

各形式は7000形までリクライニングシートは導入されませんでした。

当時国鉄の特急列車の普通車もリクライニングしなかったので、当時では

妥当だったのでしょう。東武1720系「デラックスロマンスカー」は

デラックスなだけあって?リクライニングシートでした。

赤系のモケットに暖色系の化粧板と床の明るい車内で、白いカバーがアクセント

となっています。

横引きカーテンの色使いが時代を感じ、カーテンレール部のオレンジのラインが

塗色に合わせたのかお洒落です。

 

何故か展望室は撮影していません。

(二枚目)

連結面寄りの車掌室です。

一般の車両と違い乗務員室から出入りや乗降確認、車内業務がしにくい為

別個設けられています。名鉄「パノラマカー」も同様でした。

それにしても色付きのガラス?の扉がお洒落です。乗客の利用する場では無い

ですが、良く見られる場として気を遣ったのでしょう。

(三枚目)

中には様々なスイッチ類やテーブルが設けられています。

拡声器的なものは何でしょうか。

(四枚目)

中間の9号車、デハ3223車内です。

デッキ部分の造形が優雅で、その奥が喫茶カウンターです。

 

3100形は2回ほど車内更新を受けており、時期によって微妙に違った様です。

この編成の車内は恐らく最後の更新後の車内だと思いますが、小田急に詳しく

無いので分かりません。

化粧板やモケットの変更が行われ、天井も2列の蛍光灯が並んだスタイルに

変更された様です。3000形とは天井部の造作が異なります。

(五枚目)

背面テーブルが無い為、代わりに折り畳みのテーブルが設置されています。

シートサービスも有ったのに心細いサイズの気もしますが。

木目調なのは後年の更新らしいです。

窓も更新で複層ガラスになっています。

(六枚目)

1号車デハ3231の銘板です。

「日本車輛 昭和61年」で、改造銘板です。自社や改造メーカーでは無く

わざわざ日本車輛まで送っての施行で、東海道本線を甲種輸送?で豊川の

日車まで送られたのでしょうか。

(七枚目)

3100形の客用ドアです。

手動開き戸で、鍵穴が見えます。向かいに見える3000形(初代)は窓上に

オレンジの帯が無く、3100形との違いが分かります。

(八枚目)

この部分にも車掌扱い用のスイッチ類が有りました。

高速優等列車なのに手動ドアというのも今の間隔からすると凄い

気がします。

(九枚目)

外からですが展望室の写真です。

車内からの出入りは梯子を伝って行います。これも「パノラマカー」と同様です。

登って中を見てみたいものです。

客用扉はロックが掛かる様になっており、窓も開くようです。

特急「えのしま」の片瀬江ノ島駅発着便だと、藤沢駅でのスイッチバック時の

移動で客扱い中に開く姿が見られた事でしょう。

(十枚目)

展望室は一般客室と同じ座席ですが、回転可能なのでしょうか。

最前部のテーブルは別個に設けられており、かなりシートピッチが広いです。

ここの眺めはさぞや良かった事でしょう。

 

次回に続きます。

 

 

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