撮影日   2022.8.29(1枚目のみ2022.8.28)

撮影場所  各写真に記載

 

前回の記事で西鉄天神大牟田線 雑餉隈駅から下大利駅間が

高架化される前について紹介しました。

今回は8月28日早朝に高架化への切替が完了した後を紹介します。

現在進行中の工事の為、一時的な形態である事をご了承下さい。

尚、高架化完了に伴い8月28日に天神大牟田線はダイヤ改正が

行われ、所要時間短縮(及び本数見直し・種別変更)が実施

されています。

 

(一枚目)

これは今回の高架化区間と離れていますが、たまたま切替工事の

時間帯中に、井尻駅近くの踏切を通った際の写真です。

踏切の手前双方にロープが置かれており、作業員さんもいました。

ここは井尻駅と雑餉隈駅の間で、高架化対象外ですが恐らく作業用

車両を運転する際、踏切が作動しない為にロープで交通を遮断して

いたのだと推察します。

(二枚目)

・これからは高架化が完了した翌日、8月29日の写真です。

前回と同様、下大利駅から雑餉隈駅に向かって紹介します。

 

高架化が完成した下大利駅の新駅舎です。

同時に新駅の供用が開始され、立派な姿を見せていました。

高架化の際に新駅舎の供用が間に合ったのは当駅だけです。

(三枚目)

駅舎の中には高架開通を祝って自治体作成のポスターが貼られて

いました。ジャージを着た少女?とリーゼント?のヒーロー?という

組合せが不思議です。

(四枚目)

駅横の踏切部分は線路が撤去又は埋められていました。

線路部分はバリケードが築かれ、進入できない様になっています。

この先で新旧両線が合流しますが、地平の旧線はもう列車が走る

事は有りません。架線柱や信号機が残ったままです。

(五枚目)

旧ホームを望みます。

まだ線路も輝きバラストもしっかりしており、いまでも電車が

やって来そうな雰囲気です。

(六枚目)

下大利駅の新ホームです。

元と同じ2面2線の配置で、上屋が設置されています。

階段の波形の手すりは近年普及が進んでいる、「クネット」です。

発車する小郡行き普通は3000形の3007編成×3連です。

(七枚目)

続いて、白木原駅です。

ここは新駅舎はまだ工事中で、仮駅舎のままです。

しかし隣の踏切は廃止され、車は一時停止することなくスムーズに

進んで行きます。

ここは上下線の駅舎が別々の為、今までは踏切が遮断されていると

反対方向の駅舎に行く事は出来ませんでしたが、解消されました。

但し新駅舎が供用されるまでは上下線の駅舎が異なる状況が続くので、

乗車の際は注意が必要です。

(八枚目)

隣の踏切から旧ホームを覗きました。

こうやって見ると、鉄筋で組まれた仮設ホームやホーム上のゴツい

鉄骨が分かります。

(九枚目)

踏切部分はまだ線路が残り、架線もそのままでした。

遮断機は撤去されています。

こうやって見るとまだまだ踏切が現役の様にも見えます。

(十枚目)

白木原駅の新ホームです。

ここも元のままの2面2線で、直線で見通しが良いです。

到着した列車は7000形4連の普通 福岡(天神)行きで、写真は

未更新の7111×2連です。7000形の4連は福岡口で普通列車

運用が存在します。

(十一枚目)

続いて春日原駅です。

ここも新駅舎は工事中で仮駅舎での営業です。

ピンクの模様がお洒落です。

駅の下には使われなくなった旧ホームが眠っています。

(十二枚目)

春日原駅隣の踏切は線路が撤去されましたが、架線は残り

信号機や遮断機も残っていました。

ここは踏切の直前が交差点という悪地形で、しかも信号機が無い

横断歩道が有って交通量が多いという場所だった為、踏切の解消は

かなりの恩恵になったと思われます。

撮影時はテレビ局のクルーがいました。

(十三枚目)

ホームです。

ここも旧駅と同じく2面4線となっています。

看板列車「水都」の3000形による急行 福岡(天神)行きが到着

しました。

(十四枚目)

旧駅時代と同じく退避が可能で急行と普通の緩急接続が行われます。

但し、この写真の様に全ての急行と普通が接続するわけでは有りません。

(十五枚目)

春日原駅ホームでは西鉄では初めて「MMvision」が導入されました。

デジタルサイネージ広告・ニュース配信機能に加え、時刻表や緊急時の

運行情報配信機能が備わっています。

写真の様に大変見やすく、今後の拡充が期待されます。

接続する西鉄バスの時刻掲載も行われたら良いと思います。

(十六枚目)

春日原駅と福岡方の次駅、雑餉隈駅都の間には新駅 桜並木駅が

2024年春に開業予定です。

既に2面2線のホームが完成していました。駅名板も有りましたが、

文字は記入されていませんでした。ホーム上屋も今後設置でしょう。

 

桜並木駅は旧 西鉄バス雑餉隈営業所(現 雑餉隈車庫)の敷地跡に

工事されており、駅舎も一部出来ていました。

開業時にはバスターミナルも出来るのでしょうか。

(十七枚目)

雑餉隈駅の仮駅舎と踏切跡です。

線路も架線も残っており、警報機にはカバーが掛けられていました。

(十八枚目)

雑餉隈駅の新ホームです。

旧駅時代と同じく2面2線で、カーブになっているのもそのままです。

仮駅舎と新ホームはかなり離れているのが難点です。

旧駅時代は次の井尻駅と同じく改札が大牟田方に有り、乗客が

大牟田方の車両に集中していました。

停車している普通 福岡(天神)行きは9111編成×2連で、2021年製の

最新鋭です。

(十九枚目)

最後に、高架化により廃止された筑紫通りとの踏切です。

ここは福岡方の次駅、井尻駅との間に設けられていた物ですが、元は

筑紫通りは立体交差(麦野跨線橋)で乗り越えていました。

しかし高架化工事により跨線橋が廃止され、交通量が大変多いにも

関わらず踏切を臨時に設ける事となり、渋滞が懸念される為ラッシュ時の

迂回利用が呼びかけられていました。

今回高架化により踏切が解消され、2023年春に全工事が終了予定です。

 

 

これで高架化前後の記事は終わりです。

私の家の近くで日頃からよく利用していた区間ですが、車での移動時は

渋滞に悩まされていた為今後大変便利になると思います。

もっとも、良く通る大橋駅~井尻駅~雑餉隈駅間は井尻駅周辺が住宅が

密集し道路も狭く、高架化は夢のまた夢という状況です(地下化の方が

現実味が有ります)。

また、並走する鹿児島本線は地平区間で踏切も多く、まだまだ踏切渋滞は

解消されなさそうです。特に竹下駅と南福岡駅の基地への入替による

踏切待ちは。

とはいえ、今後出来る桜並木駅も含め将来の発展に期待です。

 

以上です。

 

参考HP   西日本鉄道(公式HP)

      福岡市道路下水道局(公式HP)