撮影日   2022.7.15(3枚目は2022.3.2)

撮影場所  産交バス 玉名駅前バス停付近(3枚目は玉名産交)

 

産交でもかなり減ってしまったいすゞジャーニーKです。

 

(一枚目)

・玉名駅前を走る661号車です。運転席側からですが。

 

1994年式のU規制車で、中型リーフサス・ツーステップ車です。

前中引戸で銀サッシ2段窓で、移籍時にLED改造されています。

U規制車の為ボディはIKコーチ製です。

路線車の標準色です。

 

元は京急バスからの移籍車です。産交グループには京急からの

移籍車が複数入っており、ジャーニーKツーステはU規制車が

当車と1993年式556の2台、KC規制車は1995年式の660・

688・689が移籍して来ました。いずれも外観はコーナリング

ランプの有無や、側面方向幕の仕様などで差異が有ります。

玉名に集中している様です。

 

京急バスの中型車は中ドア正面部分の座席がラッシュ対策で

無い車両が有り、産交移籍後は増設した車両がいましたが、

増設した座席は車椅子対応の折り畳み座席でした。全ての

車両が同じだったか分かりませんが。

これらの車両が移籍してきた2008年頃の産交グループの

移籍車は、スロープ無しのワンステ・ツーステでも車椅子

対応座席を設置改造した例が有りました。

(二枚目)

・後部です。少し塗装が剥がれているのが残念です。

バックアイカメラと乗降中表示器付きです。

ブレーキランプは角型2連で、ブレーキランプ周りが少し凹んで

いるのがKC規制車との違いです。

 

産交グループでは1984年から1992年にかけ、郡部のローカル

路線用にジャーニーKを大量導入しました。多くは2段窓・

前後折戸で末期の車両はトップドア車や逆T字窓車もいました。

しかしそれらは殆ど廃車になってしまった様で、現在産交に

残るジャーニーKはこの京急移籍車程度の様です。

昔は地方に行けば必ず見られたのですが。

(三枚目)

・残念な写真ですが、ドア側の側面です。

 

これらの京急バス移籍車は京急時代、前ドア後部に小型の方向幕

(幕の下部は引き違い窓)+中ドア後部は狭隘路線対策で車掌窓が

設置されていました。

移籍の際に側面は大型のLED表示器に改造されましたが、KC車も

含め車両によって改造方法が違いました。

当車は前ドア後部は方向幕を撤去しただけで、中ドア後部の車掌

窓を潰してLED表示器を設置しましたが写真の通り板金で埋めた

特異な形状になりました。

もう一台の556号車は前ドア後部の元の行先表示器位置にLED

表示器を設置しています。

 

産交の車両でも最古参クラスで、そろそろ引退が近そうですが

特異なスタイルで頑張って欲しいです。

 

・ナンバー 熊本200か661 年式 1994 所属 玉名

 形式 いすゞU-LR332J  中型リーフサス・ツーステップ車

 前中引戸 銀サッシ2段窓 LED改造車 路線色

 京急バス移籍車

 

以上です。