撮影日   2021.5.9

撮影場所 JR九州豊肥本線 大分駅

 

赤一色が眩しいJR九州の非電化区間の主力、キハ200形100番台車です。

 

(一枚目)

・ワンマン 豊後竹田行きキハ200-104です。

方向幕は数年前に行先により色分けされ、黄色地になっています。

 

キハ200形100番台は1997年に日本車輛と新潟鐵工所で2連5本が製造された、

0番台車のマイナーチェンジ車です。

0番台と同じく変速機に爪クラッチを採用しており、エンジンも同じ450PSのDMF13HZA

でブレーキは電気指令式、台車はボルスタレス式DT600K(付随台車はTR600K)で2軸

駆動です。最高速度も同じく110m/hで、高速性能と山岳線に備えた性能となっています。

 

0番台との違いは当初からワンマン対応になり、乗務員室が拡大された程度です。

この番台は豊肥本線(熊本口)向けで0番台と同じく転換クロスシートですが、同時期に

香椎線向けに投入された500番台(キハ200・220)はオールロングシートになり当初は

トイレ無しでの導入でした。

結果としてキハ200形(2連仕様)及びオール転換クロスシート車は最後の導入となり、

次の導入はモデルチェンジ仕様で単行、クロス・ロングシート千鳥配置のキハ220 

200番台となりました。

 

現在は熊本・大分配置で豊肥・九大本線メインで使われています。

目立った改造や転属も無く、比較的動きが少ないグループです。

(二枚目)

・同車の側面です。

100番台はトイレ付きですが、0番台と違ってトイレ部の小窓が廃止されました。

中は和式のままです。

100番台は当初からワンマン対応の為窓上にスピーカーが有る他、0番台の窓上に

2か所あった種別?表示器は無くなりました。

 

それにしても同じ山岳区間を走るキハ40・47形は汚れた車両をよく見かけますが、

キハ200系は割と綺麗で当車は外板の状態も良さそうです。

(三枚目)

・相方キハ200-1104です。

こちらはトイレは有りません。

キハ200は電車同様密着連結器の為自動連結器のキハ40系等国鉄型一般気動車や、

キハ125と併結は出来ません。電車に近い存在です。

 

それにしてもキハ200の前面はややあっさりした感も有りますが、スマートなスタイルで

カッコいいと思います。ワイルドなキハ66・67を進化させイケメンにした感じでしょうか。

次のキハ220は何だか微妙になり、YC1系では一挙に無機質になりました。

 

後にもキハ200系が見えます。

(四枚目)

・同車の側面です。

 

0番台に引き続き3ドア両開きドアです。九州の気動車では今は無きキハ30・35(民営化後

初期に在籍)以来の3ドア車で、乗降時の時間短縮に繋がっています。

民営化後の一般形気動車はローカル線向け(キハ31・40相当)のキハ125形こそ片開

2ドアでしたが、キハ200系以後はYC1系に至るまで3ドア両開きドアとなりました。

ドアにはステップが有ります。

 

開いているので見えませんがドアは銀色で単調な車体にメリハリをつけています。

ドア脇のツバメのマークと200DCのロゴがアクセントになっています。

窓は0番台と同じく2連ユニットの1段下降窓で、キハ220 200番台の様に行先表示器が

大型では無いので整った窓配置となっています。

(五枚目)

・銘板です。

「九州旅客鉄道 株式会社」と製造メーカーの今は無き「新潟鉄工所」の銘板が有ります。

キハ200系は転落防止幌未設置です。

 

尚同時期に製造された813系電車はステンレスなのに対し本形式は鋼製車体です。

2006年にキハ220 200番台が製造された際は同時期導入の813系(1100番台)はステンレス、

817系電車はアルミ車体だったので製造メーカーの都合も有りますが3種類の材質の車両を

わざわざ導入した事になります。

(六枚目)

・キハ200-104の車内です。

 

0番台と同じオール転換クロスシートで枕付きです。

カラースキームは壁は同じくライトグレーで、座席モケットは0番台の内筑豊向けに入った

0番台と同じ黒ドット模様です。床はグレーと黒のドット模様です。

ドア内側は0番台の内、後期の長崎地区向けの車両と同じく赤く塗られています。

 

この車両はトイレ付きで連結面側に設置されています。トイレ前はボックスシートです。

参考文献では車椅子スペース付きとなっていますが、どこにも見当たりません。

貫通扉は写真では開いていますが青く塗られています。

(七枚目)

・相方キハ200-1104車内です。

長時間でも快適そうな座席です。長崎地区向け(「シーサイドライナー」用)はカラフルな

モケットでしたが引き継がれませんでした。

 

0番台と違って照明のカバーは無く、これは813系の200番台と同じ変更点です。

又0番台と違ってドア上にはLED式の案内装置が設置されています。これは500番台も同じです。

表示器は1段タイプのシンプルなものです。

ワンマン運転用に整理券発行機と運賃表示器(液晶式)が設置されています。

 

 

以上です。

 

参考文献  JR全車輛ハンドブック2004