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撮影日  2018.9.28
撮影場所 各写真に記載
 
福岡県那珂川市は福岡市の南に位置する都市です。
同市は日本で一番安く新幹線に乗車出来る博多南駅を擁し、福岡市のベッドタウンと
して発展する一方、市内南側は脊振山脈に接し自然が豊かであるものの人口希薄な
土地であるという二面性を持っています。
 
市内に鉄道が博多南線しか無い為か、長らく町制のままでしたが去る2018年10月
1日を以て市制が施行され、那珂川市に昇格しました
 
同市内には西鉄バス二日市に委託されているコミュニティバス「かわせみ」号が
運行されており、市内南北及び東西各地に路線を張り巡らせています。
元々バスが無かった地域への新規運行も有れば西鉄バスの路線廃止に伴う代替交通
として設定された路線も有り、バリエーションに富んでいるのが特徴です。
運賃は100円均一で、9路線の運行ですが内2路線は「通勤かわせみ」となって
います。
ターミナルは博多南駅とミリカローデンで、他に那珂川営業所(西鉄バス)も主要
経由地となっており、通勤通学と町内の公共施設輸送の双方を兼ねています。
 
今回はその専用バス停を紹介します。
尚撮影は市制施行直前だった為全て那珂川町になっています。
 
(一枚目)
・まずはターミナルの一つ、ミリカローデンバス停です。
同施設はイベントホールや図書館等を備えた施設となっていますが、既存の西鉄バス
路線は乗り入れておらず「かわせみ」が唯一の移動手段です。
 
ここは片縄線(1・2番)、安徳線(3・4番)、南駅・ミリカ線(5番)が乗り入れて
います。
片縄線と安徳線は循環系統で方向により番号が違っており、各方向5往復程度です。
南駅・ミリカ線は博多南駅とミリカローデンを結んで市内中心部を循環する路線で、
22便運行されており那珂川営業所も経由するので同バス停を経て各路線に
乗り継げます。
 
尚この施設は毎年バスの日に西鉄バスが車両展示をしているで、その日だけは西鉄
バス本体の車両が見られます。
 
(二枚目)
上梶原バス停です。
ここは安徳線(3・4番)が経由します。
同線は博多南駅から観晴ケ丘中央・博多南駅・中ノ瀬・那珂川町役場・ミリカ
ローデン・那珂川営業所を経て循環する系統です
 
元々は西鉄バスの62番などが那珂川営業所方面から那珂川ハイツを経てこの上梶原
まで乗り入れていましたが、那珂川ハイツの先のコットンヒルズ那珂川ハイツ南
(長い!)で打ち切られ、その代わりに上梶原には「かわせみ」が運行されるように
なりました。
那珂川ハイツは市内南東部の古くからの住宅地で複数の系統が乗り入れていますが、この梶原地区は少ししか離れていませんが田圃が広がるのどかな場所です。
尚那珂川ハイツ付近の経路は「かわせみ」と西鉄の路線バスでは異なります。
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(三枚目)
中ノ瀬バス停です。
 
西鉄時代は上梶原までの運行でしたが、「かわせみ」は更に先の当バス停まで運行し
折り返す経路になっています。全便が循環便なので当バス停始終着は有りません。
 
この様に西鉄の廃止代替と新規乗り入れを兼ねているのが「かわせみ」の特徴です。
 
(四枚目)
埋金公民館バス停です。
ここは折返しが有る為回転場が有ります。
 
ここは埋金線(8番)が4往復発着しています。同線は那珂川営業所から那珂川町役場
、南面里(なめり)を経て埋金公民館まで乗り入れます。
 
埋金地区は市内南部の集落で、中心部からは国道385号が走っています。
古くから西鉄バスがこの埋金を経て市の瀬、更には筑紫耶馬溪佐賀橋まで路線が
伸びていました。
現在は南畑線(6番)が代替している他朝夕のみ市の瀬発着の西鉄バス(62番)が
走っているのですが、埋金線の方は国道を途中で逸れて西側の集落(南面里)などを
通っています。
終点の当バス停も国道から少し外れており、南畑線や62番は乗り入れません。
 
尚埋金線のルートは狭隘区間が多く、このバス停付近や別所付近等が大変狭いです。
 
次回に続きます。
 
参考HP 那珂川市ホームページ(公式)
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