撮影日 2025.11.19
撮影場所 JR四国鳴門線 鳴門駅付近及び車内
先日撮影した、JR四国の一般形気動車の主役・1200形
気動車の紹介です。
個人的に四国の気動車で一番好きな車両です。
(一枚目)
・徳島行き普通の1500形1554です。
2010年製4次車で、1550番台となったグループです。
前面は丸みを帯びた優美なフォルムです。
行先表示器は貫通路上部の設置で幕式です。
1500形気動車はキハ28・58・65形及びキハ47形置換の為、
2006年から2014年まで製造された一般形気動車です。
34両が製造され、全車徳島配置です。
車体は1000形同様軽量ステンレス車体を採用した3ドア構造で
すが、裾絞り車体となりビードは無くなりました。
前面形状や塗色も大幅に刷新され、全片開扉になりました。
座席は2-2列転換クロス(一部除く)となり、車椅子対応トイレが
当初から設置されました。
本形式は両数の割にバリエーションが多く、導入年次毎に
仕様が違っています。
3次車から50番台となり補助電源でSIVが搭載されました。
又基本的に新潟トランシス製ですが、7次車の2両だけは近畿
車輛製で外観や塗色が違い、車内も一部変更されました。
最終増備の8次車では新潟製に戻り外観も6次車同様となり
ましたが、車内は一部7次車の変更点がフィードバックされて
います。
(二枚目)
・1554の反対側運転台です。
連結器は電気連結器付き密着式連結器となり、1000形の一部も
併結対応に交換され1200形となりました。
尚本形式はスカートも製造年次によって外観が違い、この車は
緑に塗られています。
本形式は1000形同様変速装置は液体式で、エンジン出力は
更に増強され450PSになりました。
エンジンは低公害タイプとなり環境に配慮しています。
ブレーキは電気指令式ブレーキとなっています。
台車はボルスタレス式空気バネ台車で2軸駆動となっています。
最高運転速度は110km/hとハイスペックです。
(三枚目)
・同車の側面です。
車体はビード無しの軽量ステンレス車体で、全長は21m級です。
側窓は1000形同様2段窓で、21世紀の車両では珍しいです。
ドアは片開で当初から押しボタン式半自動ドアです。
床も1000形同様低い為ステップは当初から装備していません。
もっとも写真の様に完全に段差は無くなっていません。
クーラーは屋根上に集中式のものを設置しています。
塗色は1000形と大きく異なり、前面は緑系の2色塗り、側面も
前後ドア付近が緑となりました。
「eco train」のロゴが入っています。
(四枚目)
・1554の車内です。1000形と大きく変わり、壁は木目調と
なり温かみのあるインテリアです。
座席は5000系や6000系同様転換クロスシートとなりました。
ドア脇には補助席も装備しています。
トイレは車椅子対応の大型で押しボタン付きです。
吊手はオニギリ型で優先席部は黄色です。
(五枚目)
・トイレ前は車椅子スペースとなっています。
手すりや非常通話装置付となっています。
床はグレーに塗られています。
(六枚目)
・座席はバケットタイプで青系のモケット、カバーも設置
されています。1000形のBOXシートから大きく変わり、
民営化後のJR各社の一般形気動車でもかなりハイスペック
です。ブラインドはフリーストップ式です。
鳴門駅から徳島駅まで乗車しましたが、揺れも少なく加速も
良く良好な乗り心地でした。
(七枚目)
・天井は平天井で風洞はラインフロー式で、気動車らしく
有りません。照明はカバー無しで蛍光灯です。
荷棚はパイプ式となっており、ドア脇の座席と仕切りが
繋がっています。
(八枚目)
・1000形と違い車掌台側にも乗務員室ドアが付きましたが、
運転台は半室式で立ち入り可能です。
ワンマン運転に当初から対応しており整理券発行機・運賃箱・
運賃表示器付きです。整理券発行機と運賃箱を同じところに
設置する例はあまり見ない気がします。
運賃表示器はデジタル式ですが、7次車でLCD式になりました。
見にくいですが車掌台上部にLED式の車内案内表示器が設置
されています。
(九枚目)
・こちらはオマケですが、乗車した鳴門駅の駅舎です。
鳴門線は1500・1200形の他にキハ40系も使われており、
意外に車種が豊富です。今後は3600系も使われるかも
しれません。
次回は徳島駅で撮影した1500形達の紹介です。
参考HP ウイキペディア 関連ページ








