生乳の生産量は国が決めています。答えは国のせいです
生乳は需要の多い、牛乳やチーズにまず加工されます。
その後一番需要の少ないバターに加工されます。
それゆえ生乳の生産量が減れば、バターに加工される生乳が減りバターが減ります
2008年のバターの供給不足はこのパターンで始まりました
今年も去年の夏の猛暑で生乳が不足して春先にバターの緊急輸入が実施されたのですが
どうやら当店の卸さんはバターを市場から確保できないようで
今のところ自分が買い出しに行っている始末です
もう一軒の卸しさんは月前半にまとめて発注してもらえれば揃えられるというのですが
担当の営業さんが変わって以来、どうも駄目駄目な感じで
このままいくと年末に困ったことになりかねないので
どうしようかと悩んでいたところ、とある先輩経営者様からアドバイスを頂いたので
早速連休明けから動いてみようかと思います
先日、自分のブログを昔から読んでくださっている方が来店して頂いて
むずかしいことを書いていて、凄いですね~と言われたのですが
自分が書いていているメンドクサイ話は本当にみんなが黙っていると
国はろくなことをやらないという話です
生乳の生産量をそもそも国が決めるようなことをするから
バターは足りなくなったんです。そして供給が減れば値段が上がります
これは単にバターの値上がりだけではなく、他の乳製品全体が値上がりすることを意味します
じゃあ生乳を増産すればいいではないか?といってもそれはすぐには無理です
というか生乳を供給する畜産家自体が供給制限とともに廃業してかなり減少しています
ケーキ関連の話で言えば、いま、卵はビックリするぐらいの値上がりをしています
去年と比べれば倍近い値上がりです。もちろんスーパーなどの店頭価格は変わりませんが
業務用の卵は元が安かったこともあるのでしょうがありません
その原因は知らないのですが、おそらく電気代の値上がりでしょう
そしてこれも政府の政策が反映される話です
原発問題をどうのこうのと書くと批判をする人もいるのでしょうが
このまま電気代が上がり続ければ、いろんなものがじわじわ上がり続けるでしょう
日本人の生活は安い電気代に支えられていたので
停止し続ければどんどん物価は上がるでしょう
と今日は小難しい話を書いたのですが
当店もケーキを量産している店なので原料高が響いてます
アタマイテ