大型店舗居酒屋
先程、とある若い飲食店チェーン経営者のブログ読んで、
新たに大型店舗の居酒屋を出店するという話が書いてあり、正直驚いた
その利点とするところは出店費用の安さと比較的家賃が割安なことぐらいだろうか?
ここ4,5年都心でも居酒屋の大型店は閉店のほうが目立っている状況
もちろんこれは、固定費となる家賃がかなり高いということがネックとなっているのだろうが
それよりも、状況的に厳しさを感じるのはユーザー数の減少
居酒屋衰退論など随分前から言われていることなのだろうが
自分から見れば、すでにお酒目的という飲食店利用者数は減少はなはだしい
もちろん、未来永劫、酒飲みはいなくならないだろうし、
これからも居酒屋がなくなるということもないのだろうが
今の世の中、お酒などどこでも飲めるし、何処で飲んでもそう変わりもない
安く飲みたければ、いろんなところで安くも飲める
売る側から見れば、かなり差別化しづらい商品であり
買う側から見れば、夢も幻想もとけた商品と言えるのかもしれない
以前は幻の焼酎があったり、カクテルや何年物のウイスキーへの憧れなどもあったが
いまや、どんなお酒でも欲しいと思えばネットで手に入れることが出来る
もちろん未だに手に入りにくいものも存在するが、
果たしてそのお味やいかにということになれば、評価は微妙だろう
もちろんお酒はし好品ではあるが、高い=美味しいとは言えないかもしれない
まあ、簡単に言えばお酒は昔より商品価値がぐんーーと下がった、人気がないのだ
ところが、夕方から開ける飲食店においてはお酒を売ることは
お店の売り上げの生命線と言ってよい構造はいまだに変わらない
大手居酒屋チェーンなどに行けばよくわかるが、
食べ物の値段のほうがドリンクより安いことでお得感が出る構造になっている
もちろんドリンクもそれほどの値段ではない、というのが
なんとなく安くてお得な感じがする大手チェーンの特徴と言えるだろう
その、大手チェーンですら大型店舗は撤退が続いているのが現状
池袋でもいわゆる大型店舗は撤退が相次ぐ一つの大きな理由は家賃の高さ
池袋ではどんなに安くても一坪2万ぐらいがこれまでの相場といえば相場
だが、自分はそれが半額になっても手は出さないと思う
それほど集客が難しい時代になっている
お酒を主体としての飲食店の集客という意味でだ
最近流行のイタリアンもしくはスペインバール業態も蓋を開ければ居酒屋と変わりはない
そこが見えるのに一年もかからないだろうと自分は思っている
それにしても、お酒を売るのが難しい時代になった