おはようございます。

今日は朝から嵐ですね。
皆様、お気をつけて御出勤ください。

さて、昨日は弊社も内定式を執り行いました。

毎年、この時期になるとGIグループの未来を創りだす
フレッシュな学生たちを迎えられることに、
本当に喜びを感じます。





採用チームのメンバーや
採用に関わってくれたメンバーの努力が
結実するように感じる瞬間でもあります。

もっとも、実際は入社後に活躍してくれることが
大事なことではありますが。




さて、何の話をしようかなと、
考えていたのですが、前日にある尊敬する経営者の方との
話の中で10000時間の法則という話を教えていただきました。

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【10000時間の法則とは?】
マルコム・グラドウェル氏が提唱した法則で、
偉大な成功を収めた起業家や世界的に有名なスポーツ選手など
何かの分野で天才と呼ばれるようになる人達に共通しているのは、
10,000時間というこれまでに打ち込んできた時間が関係しているというもの。
■参考URL
http://matome.naver.jp/odai/2135372857393394401
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このような主張がある一方でそんなのは嘘っぱちだという
反論も世の中にはあるようです。



私の意見ではただやみくもに10,000時間を費やしても
もちろん意味はありませんが、一定の指標にはなりうるものでは
ないかと考えます。

また、10,000時間とは、一般的な社会人で計算すると
8時間労働×22日×12カ月×5年=10,560時間となります。

つまり、5年は必要ということですね。

これはリアルな話、企業側から考えても
そうあってほしいと願う数字でもあります。
現在の売り手市場の採用マーケットの中で
企業は莫大な採用コストをかけて、一人、また一人と
内定を出し、採用し、これまた莫大なコスト、投資を
行い、育成していきます。

その投資コストを回収して利益につなげるためには
確かに5年くらいは活躍してくれないと
営利団体という現実的な目的は果たせないのでは
ないかとさえ考えます。

そして、それは弊社も同じです。

先日も、別のある先輩経営者がおっしゃっていましたが
5年腰を据えてやる覚悟がないなら入社しないでくれ、
と学生に伝えているとのことです。

これも上記の理由と全く同じでした。

5年以内に退職する人を非難したいわけではありませんが、
どんな職場であれ自分の理想とする完璧な職場なんて
ありえないわけですから、ビジョンや理念に共感できる
のであれば全力で5年も仕事すれば確かに一端のビジネスマンに
なれるのではないかと、私も感じています


余談ですが、
ベンチャー企業の成長過程において、本当によく耳にする
ことですが、経営者の成長スピードに他の幹部や社員がついてこれず
あとから入社してきた人にそのポジションを奪われるという
話があります。

同じ会社の中にいるにも関わらず、社長だけが飛躍的に
ビジネスマンとして成長していくということですが、
それはなぜでしょうか?


私はどんな状況に陥っても社長だけは逃げ場が無いから
だと思います。
私もそうですが、多くの経営者は銀行借り入れに対して
個人保証しています。

だから、
・違う世界で自分を試してみたい
・人間関係がうまくいかない
・本当は別にやりたいことがあることに気付いた
・給料に不満がある
・労働環境に不満がある

このような理由で簡単に転職することは社長だけは
許されないのです。

しかし、この許されない環境は私にとって非常に
ありがたいものでした。
全ての問題と向き合い、思考錯誤し、痛みを伴いながら
解決していくしかないからです。
だからこそ社長という職業だけは飛躍的に成長していくのだと
思います。

したがって、さあ、みなさん、今すぐに独立しましょう。
というお話ではありません。
GIグループのみなさん、勘違いしないでくださいね。
みなさんがいないと私、何にもできませんので。涙。





私が言いたいことは、本当に成長したいのであれば
まるで経営者になったかのような気持ちで
仕事に打ち込むことで「逃げ」の姿勢を排除できるので
結果、人間としてもビジネスマンとしても成長できる

ということです。
そして、弊社においても、きっと他社においても
そういう方が経営幹部になるのだと思います。





そういう意味でも5年は何が何でもやりきる、
という意思決定は意味があるのではないかと
私は思います。

彼らが活躍するのは1年ほど先になるかと
思いますが、大いに期待したいと思います。

また、既存のGIグループのみなさんにも
「ベストパートナー」というビジョンに向かって
できれば骨を埋める覚悟で一緒にがんばっていただきたい
と思います。

それでは本日も一日、よろしくお願いします!