おはようございます。

昨日は大先輩の経営者をお招きして保険事業部のスタッフ
向けに研修をしていただきました。

多くの気付き、学びをいただきましたが
起業時のエピソードが最も印象的でした。

大先輩の経営者は起業時、実績も信頼もなく
事業を軌道に乗せるために相当苦戦されたそうです。

これは多くの起業家が経験することかと思いますが
起業時は当然ながら顧客がゼロなので実績はゼロです。
また、社歴もゼロなのでお客様からすると、
取引することを躊躇することは当然です。

しかし、ひとつのエピソードとして
この方が実践されたことは、営業のプレゼン時に
「誓約書」を作成してお渡しされたそうです。

その誓約書には

①私は国家資格を持つファイナンシャルプランナーとして嘘はつきません
②お客様にとって中立な立場で提案をします
③がんばります

という三つの約束を書いたそうです。

さらに、その誓約書には個人の実印を押し、印鑑証明まで添付
されたそうです。





結果として、お客様に「君、おもしろいね!」
と気に入っていただき、十数年たった今もお得意様として
取引していただいているそうです。

会社として、実績も社歴も無い中で唯一の武器が
ファイナンシャルプランナーという国家資格だったとのことでしたが、
本当にお客様の心を掴んだのは、実印と印鑑証明まで
添付して「嘘はつきません!がんばります!」と熱く訴えかけた
姿勢であったはずだと私は感じました。

「営業の極意は商品ではなく自分を売り込むこと」

という言葉はよく耳にしますが、まさに自分自身と言う
人間を売り込むことに成功された事例かと思います。

そんなお話に感銘を受けながらも、私自身過去を振り返ると
すっかり忘れてしまっていたのですが、同じような経験が
あったことを思い出しました。

10年ほど前に、初めてオール電化のセットをご契約いただいたとき
のことですが、まさに信用も実績も無い状況での商談でした。
お客様は弊社との契約を迷われていましたが、最終的に

「こんなことしかできませんが、これは私の免許証のコピーです。
絶対に後悔させません。何かあったら私が責任を取ります!」

とお伝えしてご契約していただいたことを思い出しました。

さらに、初回面談のあとには古典的ですが
これでもか!というほどに小さな文字で仕事への想い、
お客様への想いをビッシリと書き込んだ御礼のはがきを送り
ました。契約時には

「私も営業してるからよくわかるわ。こういうことって大事やね。」

とお客様から褒めていただけたことを思い出しました。

昨日は本当にたくさんの学びをいただきましたが
改めて初心に戻り、一つ一つの出会いに感謝をしながら
礼儀礼節をわきまえ、義理人情を忘れずに、都築博志という
人間を社会の皆様から信用、信頼されるように背筋を正そうと
改めて決意しました。

気付けば今月もそろそろ折り返しです!
今日も全力で仕事します!
本日も一日、よろしくお願いします!