どんな試験でも過去問って大事ですよね。

その試験の傾向を知るため。
その学校や職業や資格や企業が、何を大切にしているか、何を獲得してほしいかを示しているラブレターのようなもの。

それなのに、あぁそれなのに...

我が娘ウーサの発言に母さんは耳を疑った。

ウーサ「過去問でしょう?過去に出ちゃっているんだから、同じ問題が出るわけないじゃん!予想問題ならわかるけどさ!」

母さん「!....」

わかります?私の頭の中の混乱と絶望感(笑)。
高校受験は推薦合格だったけど、その前に都立高や私立高の過去問を解いています。
それぞれ傾向があるんだねーって経験しています。資格試験でも過去問解いています。
テキストやってもやっぱり過去問から出たりするねーって経験しています。

更に大学受験の範囲はウーサが経験した試験の範囲よりも膨大です。その膨大な範囲から過去問っていうのは抽出して選んでいるエッセンス。高校の全ての範囲を完璧にするほどの時間も頭もない中、過去問はありがたーい心強い味方、相棒です。

それらを経験したり、さんざん説明してきたはずなのに、なぜ、大学受験生になった高3のウーサの口からその様な言葉が出てくるのか、理解に苦しみました。

センターの過去問は約30年分弱あるから、大量過ぎるからやりたくないってことが理由なのか?
どうやらそれだけでは無さそう。

とにかく、母さんはこの短い時間の中で、一所懸命冷静になろうとし、ここで一番大事なことは何かを必死に考えた(笑)。

そう、大事なのは過去問が何を置いても大事!ってことをウーサに今、もしくはなるべく早い段階で納得してもらうことだ。

それにはどうしたら良いか。

今までのように、母さんの思いをわーっと伝えても意味が無いということは、一つ前のブログでも書いたように母さんもやっと学習した(笑)。

ウーサが自分で調べて考えさせるのが一番。
今回は質問形式でいってみよう!
と以下会話でのやり取り。

母さん「大学の赤本見た時、大学によって問題の傾向は違ったでしょう?しかも、それぞれの大学は大学ごとにだいたい同じような傾向が続いてたでしょ?」

ウーサ「勿論、国公立の2次試験や私立大の一般試験はそうだよ。でもさ、センター試験は意味なくね?昨年のは絶対出ないだろうし、特に10年以上も前のやつ。予想問題ならやるけど。」

.......これはあかん。
不思議なのはなぜセンター試験だけ違うと思うのか。理解に苦しむ。
勿論、ウーサの意見も100%違うとは言わない。
言わないが、なぜセンターだけ...。

でも、ここで母さんが説明しても素直に頭に入らないだろう。
救いなのは二次試験や私立の一般試験は過去問大事と言っている点。
そこにかけてみよう。

で、ウーサに質問することにした。

母さん「国公立の二次試験や私立大の一般試験は主に誰が考えていると思う?」

ウーサ「それぞれその大学の教授、先生達。」

母さん「うん。それはなぜだと思う?」

ウーサ「その大学の学習レベルや考え方に合う生徒に入ってもらうため。」

母さん「うんうん。では、センター試験は誰が考えていると思う?」

ウーサ「わかんない。」

母さん「調べてごらん。」

ネットで調べるウーサ。

ウーサ「!!‥‥全国の国公私立大の教授達。」

ウーサ「そうだったんだ....。教授達が考えていたんだ...。」

これは調べさせて正解だった。

ウーサ「センター、出来ないとダメだね。広く、大学側が欲しい大学生のレベルのチェック問題だったんだね...。その過去問なんだね....。」

ここでウーサはようやく悟ったようだ。

そしてすかさず質問を続ける母さん。

母さん「模試や予想問題集って、いろいろあるけど、どこが開催したり出版している?」

ウーサ「.....塾。」

母さん「センターは全国の教授達。模試や予想問題は主に各民間企業である塾の主に講師達がそれぞれ出しているよね。考える人達の性質や規模が違うよね。勿論、模試は予行演習になる。予想問題は優秀な塾講師達が次はこれだ!って予想はしているから、無駄にはならないだろうけど、先に過去問を習得した後だと思う。」

ウーサ「過去問習得の必要性はわかったけど、昨年のは直前のだから出ないよね。」

母さん「一字一句そのまんまは出ないだろうけど、良問ってあるんだよね。その良問はどの大学にとっても良問で重要視していることから、ある委員会を立ち上げているんだよ。」

これもウーサに調べさせました。

ウーサ「毎年試験を考えるのは大変。時間が無いなか、ミスも出てくる。教授やスタッフ達の負担軽減。そして、過去問の中でも良問は蓄積されていて、どの大学にとっても良問と言えるのではないか。それを利用しない手はない。
これに参加している大学同士、各々の過去問を使用していい。勿論、各々のアドミッションポリシーにおいて行うので、一字一句同じ問題にするというわけではない。」

ザッとまとめるとそんな感じ。

母さん「ね?一字一句同じではないけど、良問は何度でも出てくるんだよ。その宣言に参加していない大学でも、その大学にとって表現を変えても毎年同じような傾向で試験問題を出すでしょ?それはセンター試験でも同じことじゃない?」

まぁセンターは授業の新課程などによって、年々少しずつ傾向は変化しているけどね(笑)。
何せ教科書を中心に6割は取れるようにして考えているようなので。

以前だったら、お母さんがここまでのことを一気に説明して終わりだった。

お母さんも反省し、ここはウーサに調べさせて答えさせるのが大事だと思い、誘導的ではあるが(笑)、ウーサに納得してもらうために、質問形式にしてみた。

時間は少しかかるが、試験を受ける本人がわかるためには、親が一方的に説明するよりはずっと効果があった。

まぁ、だからといってすぐに過去問に取りかかるのかというとそれはもう少しだけ後になりそうだが、幸い進研ゼミのテキストが基本をやりつつ過去問を取り入れているので、センターや一般試験問題を体感することは少しではあるが出来ている。

6月の部活引退後、進研ゼミのテキストにプラスして、センターの過去問を平行していけたらと思っている。
そして出来るなら、夏休みから志望大学の問題にも少しずつアタックしていって、秋以降、二次試験科目の添削を学校の先生にしてもらえたらと思っている。

嬉しいことに、今回の質問の中で、志望大学の赤本の問題をウーサが自主的にかなり真剣に読み、記述が長い問を見て、「これは学校の先生に添削してもらわないと解説読んでも自分では判断出来ない!○○先生に見てもらおう!」と、ウーサ自ら言ったことだ。

高2の秋に志望大学の赤本を買って、一年分お試しで解いた時、母さんが高3になったら先生に添削をお願いしてみたらと言っても、ウーサは恥ずかしいなぁとか時間無いなぁとか言っていて濁していたが、その頃と比べて、先生達とも親しくなってきたことや、先生達や周囲が受験モードに変わったことや、本人も少しずつ自覚してきたからこその自発的発言で、成長してきたと言えるかも。

随分と長くなってしまいましたが、子育てって、親を育てることにもなるんだなぁと実感です(笑)。