爽やかなフルーティな香りで優しい飲み口。精米歩合50%は伊達じゃない。
國盛の酒蔵がある半田市は愛知県の知多半島に位置する。
知多の地酒の歴史は古く、江戸初期寛文5年(1665年)には知多全体で114軒、半田では10軒の酒蔵があったそうだ。

酒造りに適した気候風土、良質な酒米と良質な水に恵まれ、さらには徳川御三家、尾張藩が酒造りを奨励し力強い後押しをしていた。

本州の酒造りの歴史は、北海道とは比べ物にはならない。しかし歴史を受け継ぐことも大切だが、今を積み重ね、時を刻んだ努力から新たな歴史が生まれてくるはずだ。

因みに、半田市にはミツカン酢の本社、さらには知多市にはサントリーの蒸溜所があり、現在も大手メーカーが認める醸造の適地だ。