お風呂って好き。
湯気でぼんやりした感じも、あったかいお湯に身体が溶けるみたいにリラックスするのも好き。
「翔…」
目の前の翔の、
お湯で濡れたちょっとピンクに色づいてる肌が、
すごく色っぽい…。
これを見れるから翔と入る、
お風呂が好き。
手をのばして、
翔の濡れた前髪を両手で後ろに流した。
綺麗なおでこ…。
大好き。
ちゅっ、てキスした。
「雅紀…」
整えられた男らしい眉毛も好き。
ちゅっ。
閉じた瞼の長い睫も、好き。
ちゅっ、ちゅっ。
「雅紀」
瞼があがって、俺の一番好きな黒い瞳が現れた。
「俺にもキスさせろ」
キラッて翔の瞳がきらめいて、
赤い唇に捕らえられちゃう。
「雅紀…、雅紀…」
バスタブのお湯がちゃぷちゃぷ跳ねて、
噛みつくみたいないつもの翔の激しさに負けそうになるから…
翔の頭を、すがるみたいに、止めるみたいに、
抱きしめた。
「はぁ…はぁ…」
「ん…、翔…待って…」
翔の濡れた髪、肌…。
硬い筋肉が…。
それだけで俺を興奮させるけど、
もう少しゆっくり綺麗な翔を見ていたい。
俺をうっとりさせてるって、わかってる?
「雅紀…」
「あ、…っ」
腰を持ち上げられて、
翔のが当たる…。
入って、くる…。
「好き…、好きだ」
圧迫に、細まる視界に
苦しそうな翔の顔が見えた。
「ん…、わかってるよ」
「翔…」
受けとめるから…。