ぎゅーって抱きついて、はむはむと唇を甘噛みされる。
なんのプレイ?
可愛くて、薄目を開けて雅紀の表情を伺い見た。
長い睫が揺れている。
綺麗だな…。
って、素直に思った。
小悪魔雅紀の好きにさせるのも最近好きだ。
ソファーに深く座って、
シャツのボ タンを一つずつ外されていくのを見てるだけで興奮してくる。
「しょおちゃんの筋肉…凄いね…」
最近鍛えて、はっきり見える筋肉のラインが晒されたら、そこを辿っていく雅紀の指…唇。
「綺麗…」
視覚と触覚が連動して、
俺の腰の奥が疼く…。
「……」
秘かに息を吐いて、昂る気持ちを逃がした。
唇が腹を掠めて、舌の熱さが臍を探る。
「……っ!」
ヤベェ…。
反則だろ。…次は俺がしてやる…。
カチャカチャと音をさせてベル トが外されたら、
雅紀の長い指がズボンのボ タンにかかったのがわかった。
「あれ?」
「…どした?」
あれ?って何だ?
俺の、まだ変なことしてねーよ。
してない、はず。
「しょおちゃんのパンツ…
これ、俺が前にプレゼントしたやつ?」
パンツ?
「そう」
「今日は俺の誕生日だから、一軍の雅紀のパンツ」
急に気分を削いでくるけど、それも雅紀の面白いとこなんだよな。
「くふふ、一軍って…、ヨレヨレじゃん」
「でもお気に入りだからね」
ズボンの前から見える青と赤のハート模様のパンツ。
ヨレヨレでも雅紀から貰ったプレゼントだから、何年たっても一軍。
「新しいパンツ買ってくれる?」
ヨレヨレパンツで雅紀の気分が逸れるなら、新しいパンツをねだってしまおう。
なんか、奥さんに服も下着も買ってもらう旦那みたいで、それはそれで良い。
「じゃあ、誕生日プレゼントはパンツにする!
忙しくて買えてなかったからちょうど良いや」
キラッキラの笑顔でそんなバカな話をしてるのも俺ららしくて面白い。
「しょおちゃんにぴったりのパンツね!」
でも、ちょっとこのまま捨て置かれてる俺の立場も思い出してくれ、雅紀。
「うん、想像して選んでくれんの?」
「え?」
「こうやって、ズボンの前から見えるとことか」
腰をぐいっと突き出して雅紀の目線をそこに戻させる。
「雅紀が俺のパンツを脱 がすとことか」
「想像しながら…選んでくれる?」
雅紀の頬を両手で挟んで、
目線を合わせる様にもちあげて、
唇の端をちょっと上げ…見下ろす様に、
雅紀の気持ちを誘うように、
熱をこめて聞いた。
俺に堪え性が無いのは35歳になっても変わんねぇんだよ。