「しょおちゃん、この自然薯のーこーだよ♪」
なんか雅紀がご機嫌で自然薯を勧めてくるけど、
俺は知ってるんだからな。
先に潤に食わせてたのを!
「いや、俺はロールケーキが食べたいんだけど」
ちょっと不機嫌さを出して自然薯を拒否する。
しかし何で今、自然薯なんだ?
「しょおちゃん?」
「ロールケーキ食べるの」
不穏な空気を感じたのか僅に残っていたスタッフがそそくさと居なくなっていく。
「しょおちゃん…」
自然薯をゴリゴリすりながら、ロールケーキの包みを解いてる俺の後ろをうろうろしてる雅紀。
「……」
「しょお…」
「翔の為に自然薯持ってきたのに!」
おお!いきなりの『翔』呼び。
「俺の為?」
「そう!翔、疲れてるでしょ?」
雅紀からの『翔』呼びに、にやけて一気に機嫌が治ってしまった。
貴重な『同い年期間』をイライラで無駄にしてる場合じゃなかった。
「俺、ロールケーキの前に自然薯食べるの?」
「食べるの!」
ゴリゴリ一生懸命すってるなぁ。
「…わかりました」
「くふふ、じゃあ…」
「翔…あーーーん♪」
雅紀のイチイチ可愛い行動に、俺のイタズラ心にスイッチが入った。
「…あーーん」
チラッとしょおちゃんが周りに目配せした。
何?
「雅紀」
自然薯をモグモグしてるしょおちゃん。
「なに?美味しかった?あのね、自然薯食べたら元気に…」
あ…。
口の中。
ねばってる…。
しょおちゃんの熱い舌。
「ふ…ぁ、…っ」
両頬をおさえられて、濃厚なヤツ。
「はぁ…っふ」
息つぎも、ちゃんと出来ないくらいの
本気のヤツ。
ピチャピチャっていつもより音が大きく聞こえる。
触れる舌先が粘ついて…、
ネットリと…もっと絡ませたい。
「ん…っ、ぁ…、しょっ…ぉ」
しょおちゃんの本気のキスが…。
キスだけで、腰が揺れそうになる。
身体が…、熱くなってくる。
これ以上はダメっ…!
そう思ったタイミングでしょおちゃんが離れた。
「ん、…と、…元気になった?」
息が整わないけど、聞いて見る。
「うん。元気になった」
「のーこーだった?」
「うん。濃厚だった」
って、しょおちゃんはニヤニヤしてるしっ。
絶対意味違って言ってるでしょ!!