『男なんか信用してはいけない。彼らはゴマかすし、嘘をつく。
妥協しない男なんて、ほとんど見たことがない。
自分をだまし、なだめているうちに、ほんとうのことがわからなくなってしまうのだ。
女は純粋だ。直感力で、ズバリとものごとの本質を見ぬく。
そのように純粋であり得るのだ。』
「岡本太郎の眼」より
喧嘩の時、もう一度、姑に私が昔中絶をしたことを教えたのかを旦那に聞いた。
今度ははっきり否定した。
日常や現実を滞りなく進めていくために、多分嘘も方便なんだと思う。
相手を傷つけないための嘘。
自分を建て直す為の嘘。
そういう嘘はある意味男らしいのかもしれない。
でも、嘘は嘘じゃないかなあ。
心の中にさぶいぼが出来た感じで、旦那のことがサムい。
宗教勧誘に引っかかりそうになったとき、
「おじいちゃんが、本当に何か伝えたいことがあったのかなあ…」と考えるとあたたかい気持ちになった。
旦那さんも、ほんとは中絶のことをお義母さんに話すような人ではないと思うとあたたかい気持ちになる。
本当のことなんてどうでもいいのかもしれない。
全部私の被害妄想なのかもしれない。
その先に何があっても、信じていれば幸せだとだと思う。
信じるチカラがあれば。
でも、何を信じたらいいんだろう。