今月96歳になる

超元気な母がさすがに終活を始めた。

 

「え!!これまでしてなかったの?」

と驚かれる諸氏も多数おられよう。

 

そうなんです。

病気はいくつかあったんですが、

月に2回の訪問診療中。

一つずつ 早期克服 で現在に至ります。

 

 

さて、

終活の一環。

14年前に90歳で急逝した父が

集めた古銭や外国コインやワケわかんないメダル。

おまけに 引き出物で 使ってない 汁椀などが

出て来た。

 

これらを両手にぶら下げて、

休日の水曜日。

天気もいいし、せっかくだから 歩いて行こう

と。

重いけど帰りは手ぶらだろうから  

あるいて行こう

と。

興味津々。

今月オープンの緑園の「大当たり」

とかいう古銭ショップに入った。

 

「その道12年」

のニイチャン~(ややオジサン)は

じゃらじゃらと古銭や外国コインを

眺めて

ものの5分。

 

「マコトに申しわけありません」

「お引き取りできるのはテレフォンカード 一枚200x2=400円

 と ニッポンとアメリカの勲章 1個 50円x2 =100円

の総額500円です」

 

要は コレクター達がよだれを垂らすようなシロモノではない

ということ。

 

お店オ-プンしたばかりなので

それでも

サービスはしっかりと。

 

「お客様 銀行で換金できるものだけ、べつにまとめて袋にいれておきます」

 

小判や台湾の古銭をはじいてくれた。

 

その袋を

神奈川医師信用金庫に持参。

「先生、当店では換金は不可能です」

「日本銀行の横浜支店へ行ってください」

 

日銀横浜支店に電話したら、

「何年の いくらのコインが何枚 百円札 十円札が何枚かを

自分で確認して、電話で報告してから、面談予約をお願いします」

と、もはや 不可能であきらめた方が良さそうな解決法を教えてくれた。

 

「他に方法ないんすか??」

と聞いたら

「メガバンクはムリですね」

「あなたが、銀行口座を持ってる地元の信用金庫なら

手数料払って 換金もしくは通帳への入金が認められるはず」

 

アドバイス。

来週 あたりに「かながわ信用金庫」に行ってみよう。

 

みなさん

くれぐれも

コインや古銭収集趣味には気をつけましょう。

 

本人が満足するならOK

ですが、

「将来価値が出るかもしれない」

と趣味に転じた我がオヤジ。

 

母に顛末報告したら

「お父ちゃんがっかりするやろなあ」

との感想であった。

 

この一文にもならない「天保通宝」

のみ 記念記憶にとっておこう。

 

※5/20後日談

今日昼休みにかながわ信用金庫へ行きました。

換金結果は1万5001円でした。

壱円札は受付不可。

所要時間40分。

「職員がコイン数えますので、お待ちください」

口座があるから受けてくれる顧客へのサービス作業。

気の毒なので預金通帳に入れた。

お父ちゃんありがとうございます。

 

「手数料は?」

→「コインが500個以下なので不要です」

とのことでした。

これから古銭を換金されようとする人へ

ご参考まで。