ポーラのクリニックでは毎朝 訪問看護とカンファレンスをする。
訪問看護の患者さん達の状態変化への対応を検討することがその目的である。
が、 ときに時間があると、一般的なことも話題にする。
医療に関して、看護に関して、新しい情報だったり、山中の昔の失敗談だったり、
みなさんにとって日常の仕事に役に立つであろう ことを話題にしている。
今朝は月刊誌の「保険団体連合」をカンファレンスミーティング前に見開いていたので、
その中の「患者トラブル相談室」第46回のを取り上げて、読み上げた。
その内容は
85歳の男性患者。
受診時 ナースの爪切りや採血時に 胸を触ってくる。
看護師は意を決して院長に相談。
院長は、ことを荒立てたくないという思いから、ケアマネを通じて患者に伝えることにした。
そして、診察時患者に対して「故意でなくても身体に触れたらスミマセンというのがエチケットだ」と伝えた。
その4日後、患者は看護師宛に電話をかけてきた。
「ワシがセクハラをしてるといったのはアンタか。名誉毀損で警察にだっていってやる。
クリニックでの出来事はクリニックで解決すべき。ケアマネには関係ない」
と逆切れまくしたて。
この問題を、どうすべきであったか?
を「患者トラブル相談室」の担当者である 尾内康彦・元大阪府保険医協会事務局次長が、以下の様に回答している。
〇院長がセクハラと受け止めず「エチケット違反行為」とみなして、
〇ケアマネに告げた
のが、間違い
その他いろいろと記載があったが。
ポーラのクリニック的にはこう明言した(し実際ナース達はすでにそのように行動している。)
ポーラのクリニックの診療理念は「信頼・責任・あたたかみ」
この理念によって私は仕事しています。
だから、触られるのは私はいやです。やめて下さい。
とはっきりと患者さんに意志表示を直接することです。
寿町の単身の寂しいおじちゃん達は、外来でも訪問でも、ナースとの会話を楽しむひとは多い。
訪問看護なんて狭い密室におじちゃんと二人きりに一時間ほど閉じ込められる仕事である。
にもかかわらず、実際にセクハラ問題が院長に報告相談されることは無い。
おそらく各人がセクハラリスクをよく知ってて、普段からそれぞれの患者さんへの対応 態度を毅然と決めて相対してるのが予防策として有効なんだろうと思う。
看護師の仕事の重要な項目のひとつは、感性と感じたものへの対応方法 である。
「このオヤジ セクハラしそう・・・」と感じて、予防的に態度言葉を選んでいればリスクは少ない。
ウチの職員たちが自然とそれができていることを誇りに思う。