「タイヘン申しわけありません」

昨日から、ポーラのクリニック事務がぺこぺこと電話の相手にあやまりまくってる。

もう昨日インフルエンザの予防注射が底を尽いてしまったからだ。

在庫一本もない。

例年は11月から予防接種開始してるのに・・・、10月中旬でなくなった。

 

今年はインフルの予防注射が大人気だというのに、製造の数は例年と同じらしい。

クリニックへの卸しの業者は、例年の数で割り振っているらしく、

「今年多くネ」と頼んでいても、結局入荷数は同じだった。

 

高齢者優先で無料。

マスコミの周知もよく届いて、10月1日から希望高齢者が多く、約2週間にて底をついたわけだ。

 

ニンゲンは、希望しているものが手に入らないと知ったとき、知る前よりもさらに倍増して欲しくなるものらしい。

みなさん、残念そうな不満そうなお顔やお声になる。

 

ゆえに、電話口であやまり倒す作戦に事務が出た。

 

が、しかし、それでは能がない。

ないものはしょうがない。

あやまってばかりでも生産性がない。

 

電話対応をこのように変更指示した。

「まずはあやまって、直ぐに、『当院かかりつけ中の患者さんですので、もし万一熱発されたらお電話をいただけますか? インフルエンザの検査、コロナの抗原定性迅速検査、PCR検査はいずれも可能ですので、直ぐ対応致します。』とフォローを入れること。」

 

インフルもコロナもウイルス感染。

発熱、けん怠、目の充血など症状が似通っており、問診だけでは鑑別不可能。

だから確定診断には検査に頼らざるをえない。

 

抗原定性検査キットには限界も多い。

インフルでもコロナでも偽陰性が出ることも少なくない。

文献的にはコロナの三割で偽陰性、となっている。

“陰性”として見過ごされることもありえるわけだ。

加えて、ネット情報では“コロナ擬陽性”もありえるらしい。https://blog.goo.ne.jp/miraikibou/e/47f582092b75376b81842b25ccbcc365

擬陽性は甚だ困る。

社会的にはコロナ感染者は、職場復帰後にバイキン扱い差別されていることも多いと聞く。

 

全くの私的予測でもあるが、報道されてるように、

今年はインフルエンザは少ない。

理由はコロナ対策の国民的徹底。

三密 マスク  手洗い 食事 睡眠のバランス 免疫力向上等々。

コロナ対策はこれまで毎年提唱されていたインフル対策とまったく変わらないのだから、当然と言えば当然。

 

という予測を信じて、

インフル予防注射に預かれなかった希望者の方々は生活に特に十分にご注意ください。

インフル予防対策に念を入れることによって、コロナからも護られますので。

一石二鳥。とポジティブに考えましょう。

 

万一のため、あなたのかかりつけ医に発熱時にインフル・コロナの検査が可能?か?

前もって聞いておくことをお奨めします。

 

ポーラのクリニック院長

山中 修(押印省略)

 

気温が急に下がって来たこの季節、

咳でお悩みの方々も多かろう。

 

「あの医者はヤブ。咳も治せない。」

と言いたくなる患者さんも多かろう。

 

直接「ヤブ」と言われたことはないが、

以降、来なくなる人はいるから、

咳が良くなったから来ないのか?

それともヤブだから他の医者に行っちゃって来なくなったのか?

わからない。

 

医者側から言わせれば、

一番アホらしい論外の咳は、

タバコによる気管支炎による咳。

 

コトブキには喫煙者がわんさか居る。

SMOKERが、

「咳と痰が出るので」

と、来院されても、甚だやることがない。

長い間レントゲンを撮ってなければ、一応結核や癌をチェックはするが、

それに問題がなければ、問診的にはたばこに原因がある、と我々はまずは考える。

そして、

「たばこが原因だから、咳止めや抗生剤なんか出さないよ」

と説明すると、二度と来ない。

巷で「ヤブだから」と言ってるに違いない。

 

喫煙者とは根比べである。

咳で苦しんで苦しんで、本気で禁煙を求めて来たときには、禁煙外来で真剣に対応するが、

「たばこ吸ってるけど、せきが出る。止めてほしい。」

程度の心構えでは、咳止めは出さない。

咳が止まってたばこが増えるのが関の山だから。

 

そもそも、鎮咳剤はコデインといって本来は麻薬由来。

「麻薬」というと患者に聞こえが悪いので、「非麻薬系鎮咳剤」が開発され、

今 ドクターが処方する咳止めは殆どが非麻薬系である。

さりとて咳を根本的に治すのではなく、あたまをボーッとさせて咳中枢を抑制するだけの薬である。読んで字のとおり「セキドメ」。

 

 

「咳が出る」と患者から言われ、

「なら抗生剤と咳止め出しますね」

とさほどの問診もせずに薬を出す医者のナント多いことか。

(その方が患者回転がはやい。咳止めが要らないことをグダグダ説明していると時間がかかる。)

 

咳は奥の深い症状である。

添付写真のトピックスⅠ~Ⅷをご覧いただきたい。

きちんと問診し、聴診し、癌も結核も肺炎も逆流性食道炎も慢性副鼻腔炎も後鼻漏も喘息も咳喘息もアトピー咳嗽も不整脈も心不全も、考えなくてはならない。

 

我々はその作業を毎日やっている。

 

たばこ吸いながら、

「このヤブ医者が・・」

などと、言われる筋合いはない。

東京ビジネスパーソンズクリニック

からの転載です。
この一週間、コトブキのご高齢の方々多数発症。
このクリニックの説明が大変良いので転載(無断失礼)させていただきます。

季節の変わり目に起こる「帯状疱疹」

2013.11.01

11/1(土)季節の変わり目に起こる「帯状疱疹」

季節の変わり目に起こりやすい病気の中で、これまでは直接的に「自然」(気温の低下、太陽の光を浴びる時間)に起因する疾患を書いてきたが、これらの自然の変化に加えて環境の変化が身体に負荷(ストレス)をかけることがある。仕事がハードだったり、家庭問題などが加わると病気が生じる。最近受診されるビジネスパーソンの中で目立つ疾患の一つ「帯状疱疹」がそれに該当する。受診のきっかけは「発疹が出た」というケースが多い。中には痛みが生じてからインターネットで調べ「帯状疱疹」ではないかと、皮膚科にいらっしゃる方も増えている。

帯状疱疹は水疱瘡(水痘)と同じウィルスで発症する。水痘が治ったときウィルスが体のどこかの神経節と呼ばれる神経のターミナルに潜伏する。このウィルスは休眠状態で増えることはなく本人は感染していることもわからない。しかし、体調が崩れた時にウィルスは活性化し、神経を通って皮膚に達し水疱を作る。この時痛みが生じるのは、神経細胞を壊しながら通ってくるためである。典型的な皮疹は小さな水ぶくれだが赤い班や小さな盛り上がりを生じることもある。季節の変わり目は、このウィルスの活性化を促す。このため生じやすくなる。

外来において患者さんから多く質問されるのは、「人にうつるかどうか」だが、ほとんどうつる可能性はないと言える。例外として新生児に発疹をこすりつけると水痘になることがあるが稀である。ただし、臀部や太ももに生じた時は単純ヘルペスとの見分けがつきにくい。単純ヘルペスの場合は、感染しやすく何度も再発を繰り返すが、初めて発症した時の範囲が広ければ同じ部位に生じた帯状疱疹と同じような分布を示すことがある。この場合、特殊な検査が必要になる。

「帯状疱疹」の特徴といえる痛みについて、ウィルスは時として激しく神経を壊しながら増えることがある。その場合は治った後にも強い痛みが残る。これを帯状疱疹後神経痛とよぶ。なかなか痛みが取れないため早期に抗ウィルス剤を内服する。

最後に注意しなくてはならないのは、疱疹の場所である。参考までに、疱疹が出やすい場所はイラスト通りである。

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疱疹の生じ方や場所がさまざまであるため専門医以外では見過ごすことがある。典型的な症例画像(あたらしい皮膚科学から引用)もつけた。

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なお、帯状疱疹は体の片側に生じるが、両側まで広がって生じた場合は体がかなり弱っているサインである。強力な抗がん剤を使っている人に起きることがある。逆に言えば、ガン・悪性リンパ腫・AIDSなど重篤な病気にかかっている場合がある。

 

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特に男性のビジネスパーソンの場合、我慢に我慢を重ねて来院するため、かなり痛い思いをされる。早期治療が効果的なので、早めに受診することを勧める。

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以下ポーラのクリニックからの追加コメント。

内服で新薬も出て来ました。

後遺症として神経痛のヒドイのに悩まされる人もすくなくありません。

この病気は早期発見、早期治療、治療時神経修復目的のビタミン剤の併用をお奨めします。