今回は、ブラームスの交響曲#1とチャイコフスキーのくるみ割り人形(抜粋)

外来で無料チケットをお配りしてるが、 今日それが尽きた。

 

年二回の定演

「院長出演」

「無料チケット」

とか外来に書いてると患者さんが興味持ってくれて、

だんだん リピータ-が増えて来た。

一人で20人以上のお客さんを呼んでるので、

集客力の意味では有能な団員である。

 

夏の公演は8月、冬は2月と、

鎌倉芸術館のようなよいホールの空きを狙うと、

このような過酷な季節での発表会になる。

にもかかわらず楽しみにおいでいただけるから

ありがたいことだ。

 

年頭に際して、

最近、 外来患者さんに、

「先生はいつもお若いですねえ」

と褒められることが増えた。

 

本当に若い頃は

こんな褒め言葉をきいたことがない。

 

したがって、

その前の「おとしの割には・・」

って、思っても言えない言葉が省略されているに違いない。

と、素直に褒め言葉を受け取れない自分がいる。

が、

「おかげさまでね」

「毎日8000歩だし」

「往診の時、ドヤの階段を上り下りするし、

蹲踞や四股や腕立てもしてますんで」

と、患者さんへの婉曲的な指導へと切り替える。

 

老化ってのは、いまのところ、医者がとめられるものではない。

認知症もその一つ。

患者自身と家族の支援が大切。

 

認知症の家族や患者さんにいつもアドバイスするのは、

悪化防止にまずは、

“安心”

が必要。

 

不安は認知症悪化の増悪因子の最たるものである。

 

寿町で独りで生きてきた人が、

介護が入り、南区の簡易宿泊所に引っ越し、

人の目が入る事によって、

安心が得られて。

認知症が改善することは茶飯事。

 

加えて、

目と脳と手指の連携が大切。

 

オーケストラで私の担当はビオラ。

楽譜見て,脳に送って、指と腕に指令を出して、耳で聴いて、みんなと合わせる。

そういう意味では、最高のボケ防止になっている。

 

自分のボケ防止で、

みなさんが楽しみにしてくださり、

鎌倉まで出向いて、

耳を使って

脳と五感を刺激できるなら、

 

決してウマクないオケであっても

十分に意味がある。

 

と自己肯定してます。

 

さて、明日の土曜日も練習です。