シェのゆうべ。
やはり夜はおちつかない。
リビングに布団を轢いてねてると、ルーちゃんがどっかりと上に乗ってくる。30kgあるので重い。
で、寝られない。
シェは腹水がたまって来てるので膀胱を圧迫するため、
夜間頻尿に。。
で、寝られない。
「きゅんきゅん」で尿意を知らせてくれる。
家の中では絶対排泄しないので、そのたびに、外に出る。
玄関からオモテにでるのに7段の階段がある。
その上り下りはまだしっかりできる。
今朝はしっかりいつもどうりの半分で散歩できた。
ご飯もたべた。
ワラをもすがる思いの「アニミューン」という免疫アップのサプリも開始した。
そんなもん 効くはずもない。
わかってる。
けど、なにもしないでただ死を待つことが、耐えがたい。
3年前の今日書いた自身のブログを読んでみた。
人間の場合と決定的にちがうのは
人間は主役が当事者本人である。
だから、当事者の年齢や希望、家族の意向や人生背景などを考慮に入れて、看取りの方針が決定される。
シェちゃんの場合は
本人が超悪性の腫瘍であと数週もない、ことを知らない。
呼吸は頻回だが、しっかり吸ってれば、痛みもない。
ご飯は食べられるし、カフェも行けた。
「明日もまたいきられるだろうか?」
なんて考えてるのはパパさんママさんだけ。
これが、気楽と言えば気楽で、私らは余計にせつない。
人間には許されない「安楽死」
動物医には許されている。
今後、起こりうることを、パパさんとして、医師として
想像してみた。
両側肺転移や胸水による呼吸不全
腹腔内出血や滲出性腹水による 嘔吐・食えない
心膜への浸潤による心タンポナーデ
肝臓転移による肝不全
脳転移による異常行動
食事量低下による脱水腎不全
などなどなど
いずれにしても
もしも、これからの苦痛がシェにとって明らかな苦痛と考えられる時は、獣医さんにお願いすることを決心した。
とてもつらい。
書いてるだけでつらい。
けど、それがシェにとっての、私らにとっての、セカンド・ベストと思う。
タイミングがとても難しい。
寄り添って観察して想像して決めようと思う。
死にゆくシェはさびしくはない。
さびしいのはパパさんとママさん。
あとで気がつくルーちゃん。
死にゆくシェに痛みを、過度な、不要な苦痛を感じさせない
のはパパさんの責任である。
今日もはやく帰ってあげたい。