この会の主催、呼びかけ人の武田裕子(順天堂大学医学教育学教授)へのメール。

 

大したもんです!

先生のバイタリティに感動。

 

615日土曜。

大雨のため外来が早めに終わり、

これなら間に合うとクルマで急行。

大雨だから聴衆少ない、と踏んでたら、

とんでもない500名満席。

会場の熱気ハンパナイ。

学生・研修医・臨床医・研究者・・

多様性もハンパナイ。

 

行けるかどうかわからなかったため、武田先生に前もって連絡してませんでした。

 

サプライズ参加^_^

 

武田先生、ヤマナカ参加したよ!

と伝えるために、発表演題にコメント^_^

 

相変わらずあざとい人間です(自分に苦笑)。

 

ここに、

会に参加しての感想を書きます。

 

自分が現場で最先端を走っていると自惚れてました。

 

世界は広い。

 

きちんとエビデンス、アカデミックに発信して組織化して、医学看護学教育に取り入れてる人たちがこんなにたくさんいるんだ、と。

 

自分はもう追いつかれ、追い抜かれの時期が来ています。

 

それはいいことです。

 

次に、

 

三年前に知り合った武田先生の意図した医学教育とは?

がどういうものであったかが、よく分かりました。

素晴らしい教育者が順天堂に来てくれたものです。

 

かつての有山記念館が立派な最新式の講堂に変わっていたことも感動ですが、

何よりも大切なハードよりもソフト。

 

これまでポーラのクリニックに見学に来てくれた学生達が、これから研修医となって育っていきますね。今日の学生達の発表を拝見

 先生の種まきに芽が出始めています。

 

若い時に社会医学に興味を持って育って行くことは、順天堂の精神「仁」を具現化するにはベストの方法ですね。

 

参考)順天堂HPより

人在りて我在り、他を思いやり、慈しむ心。これ即ち「仁」

建学より受け継がれてきた順天堂の信念である学是「仁」。

これは本学の大学としてのあり方や、教育における考え方の基本となるキーワードです。

「仁」とは、自分本位に行動するのではなく、常に他人の気持ちを思いやり、理解し、敬う心です。

人は一人では生きてはいけません。

「人は誰かを助け、支えるために生まれ、生きていく」という考え方が、自分の成長につながります。

 

今日、我々40年前の順天堂の学生よりも大きく成長した若者たちを見て感動しました。

 

マーモット先生のレクチャーもさることながら、

この分野を全国的にリードし、さらにグローバル化している武田先生のエネルギーと深淵な意図に感動した次第です。

 

初めてあなたにお会いした時、

「医学教育というつかみどころのないこんな講座の学問化をあなたどーすんの?」

 

と聞きましたね。

 

その答えをいただきました。

よく分かりました。

 

順天堂のように頭脳にもカネにも恵まれた医学生を教育することは大変なことです。

 

彼らのアタマに「??」を抱かせることが、

じつは「健康格差と病に挑む」マーモットイズムの一丁目一番地です。

 

私は20年前、コトブキにて一枚の

「ドヤ内孤独死」

の写真を見せられたとき、人生を大きく変えられました。

「なんでこうなるの??」

が、始まりました。

 

先生は難しい事をグダグダ教えるよりも、まだ臨床実習も始まらないまっさらな頭脳に「??」をいだかせる方がずっと教育効果があるはずである、と考えたのでしょう。

 

というわけで、

ポーラのクリニックに実習学生を送り続けた

武田裕子先生の意図が今日よーく分かりましたので

 

今後も応援させていただきます。

 

これからももがんばりましょう。

 

最後にFranklin ROOSEVELTの言葉。

The  best of  our progress is not  whether we add more  to

the abundance of  those  who have  much, it  is  whether we provide enough for  those who have  little.

 

AMERICA FIRST!

とか言ってるおじさんに聞かせたい先人の金言です。