「おととい、夜間トイレにあるくとき転んで 尻餅ついた」



くまなく診察したが、手足ふくめてどこにも骨折なし。

お尻と背中をぶつけたのだろう。筋肉の圧痛が局所にあるのみ。

大事に至らなくて良かった。


後縦靱帯骨化症の術後、週一回通所RIHAをしている

がんばっている。

平行棒の歩行練習。

足の押し出しと開き運動。

エルゴメーター(自転車漕ぎ)60分。


前向きにリハビリ中である。


「朝起き抜け時 睡眠剤が残っている感じがつらい」

「日中はだいじょうぶなんですが・・・」

「睡眠剤へらしてもらえませんか?」


『前向きですね』『わかりました。やってみましょう』


前回、漢方を一つ減らしても変わりなし。

今日は四物湯とフルニトラゼパム、血圧もカラダ動かして安定してきたので、フルイトランも中止しよう。これで3つ減った。残るは11種類。


睡眠剤減らしを希望する精神科患者さんは珍しい。

夜間のトイレ転倒はベンゾジアゼピン系の副作用の一つと考えられる。

やめれば力も入りやすくなるし、朝の起き抜けも良くなるだろう。


順調に進んでいることが、睡眠剤中止の自信につながっているように思う。

歩きは治療の根幹である。

生活習慣病のみならず、メンタルにも有効だ。