9月18日 | カートゥーンネットワークスカートゥーンネット

本日は外出をすると偽って、競馬を見ていた

すると部屋が祖父母の部屋のにおい(しかもあまり使っていない部屋のにおいであった!!!)がしてきたので、ダメな気がして、アロマオイルを購入しようと出かけた ここで実質外出するという話は嘘でなくなったわけである

嘘をついたとしても、嘘でなくすればいい

変なにおいがしたとしても、ふたをすればいい

ということで、某店でアロマオイルを購入しました 檜のにおいのアロマオイルをね

なぜかというと、私は自然が大好きなのです、というか半分の先祖はみな自然が好きであった

私は先祖代々山を持っていて、もう片方の先祖は先祖代々国鉄の職員として民営化に伴うリストラの管理をしておりました

山ではキノコや木材が切られ、国鉄では若者たちの首が切られたわけです 恐ろしい

その末路は家系図のハジッコの私に降り注いだ

私はわざわざ遠くまで通って、交通費も出ないのでかなり出費のかかる出勤をしてまでも尽くしていたバイトを、リストラされてしまったのです

そこで最後の月の給料を二倍にするために池田勇人でなく吉田豊を頼った

アロマオイルはレジ袋の中で何ともいいにおいを放っていた、これは期待できる邪気を払えると、ハンカチにしみこませてみたり、それこそお湯を作り、その上に浮かべたり沈めたりしてにおいを充満させたのです これだったら先祖も喜ぶ

充満したヒノキのにおいは私の部屋をハレの場に仕立て上げ、勝負は整ったかのように見えた

さあ 吉田豊

 

最終コーナーを曲がるまで、そこそこのペースに落とし込んでいたパーソナルハイは二番手と息の触れ合う位置にいながら堂々としていた、あれは三歳牝馬とは思えないいでたちであった しかも服を着ていないのに

さしずめヌードの女学生ランニング大会、こういったことはまさにあの有名な寺山修司も言っているし、馬を擬人化したポスターが駅中に張られ、コンビニに足り、魚肉ソーセージとかのパッケージになったりしているのだから、おかしいことはない

おかしいことはなかったはずだった

最後の直線は霧がかかり、不穏な空気と共に投げられるはずれ馬券を湿らせるのに十分な湿度を保っていた

パーソナルハイはあし色が衰えた けがでないといいが、完璧なほどに負けてしまった

 アートハウス川田 

  サリエラルメール 

   エグランタイン池添

大変多くの金を無駄にしてしまった 大変多くの金を無駄にしてしまった・・・・・・

中京で泣く男たちの涙は、また中京で牝馬の熱気に飲まれ、けた違いな熱帯高気圧を形成し、北上したのちにそのすべてを破壊しつくすだろう セントライト記念さえも破壊する(本命キングズパレス)

アロマオイルはもうその効力を失い、部屋には使われていない祖父母の家の部屋の雰囲気漂う暗がりがあった