猫の大好物「またたび」。
またたびを与えた時の効果と注意点の紹介です。
そもそも「またたび」とは、マタタビ科マタタビ属の慢性落葉低木で、山地などに自生しています。
漢字では「木天蓼」と書く、つる植物で、6月~7月にかけて白い花を咲かせます。
猫にまたたびを与えると、個体差はありますがよだれを垂らしたり、ちょっとした泥酔状態になってしまう仔もいれば、全くまたたびに反応を示さない仔もいます。
実際に、またたびにメロメロになっている状態は一見すると酒に酔った状態に似ていますが、人間がアルコールを摂取したことによる「酔い」とは全く異なります。
猫がまたたびで興奮するのは、またたびの中に含まれる「β-フェニルエチルアルコール」「マタタビラクトン」「アクチニジン」などの成分が脳の中枢神経を刺激して起こる反応だとされています。
重要な注意点として、またたびは猫の健康に悪影響を与えないとされていますが、生後数日から数週間の赤ちゃんには与えないほうがよいです。
またたびは中枢神経を麻痺させるものなので、子猫には刺激が強すぎる場合があります。
また、またたびに麻薬やアルコールなどのような中毒性・常習性はありませんが、食事に混ぜたり大量に与えたりしてしまうと、呼吸困難や心停を引き起こす可能性があります。
適量を守って使用すれば、日常にちょっとした刺激を与えるのに効果的なアイテムになります。
ご褒美として特別なものとしてあげると良いと思います。