一昔前は当たり前だった飼い猫の半外飼いも、最近ではめっきり減っています。
現在では多くの飼い猫が、完全室内飼いをされるようになりました。
環境省が公表しているデータによると、2016年度に自治体の保健所や動物愛護センター等に引き取られた所有者不明の猫は6万1600匹。
この中には迷子の猫も多く含まれていると言われています。
迷子の猫がしばらくして帰ってきたという感動的な話もありますが、実際にはそういったケースは稀で、一度行方不明になった猫を探し当てるのは非常に困難です。
まずは、家の出入り口には脱走防止策を設置するなど、脱出の可能性のある経路には対策が必要です。
ただ、どんな対策を取っていても、外に抜け出してしまう可能性はあります。
そんな万が一の時に備えて、最近では捜索の為の様々なサービスが登場しています。
例えば、あらかじめ装着しておいた発信器からの電波を捉え、位置情報を表示するアプリや、保険会社によっては迷い猫を探す費用を補助してくれる保険もあります。
飼い主の気持ちとは裏腹に、外の世界へ飛出そうとする猫たち。
万が一の事態に備えて準備をしておくことは無駄ではないと思います。
参考:岩手日報 公式サイト