昨日ご紹介の「ブリーデン・・・ではなくてヘブリデン」のあとに
同じメンデルスゾーンの「スコッチ」が収録されていましたが、
実にこの組み合わせ、マッチしているなあと思いました。
「ヘブリデン」の悲しげで爽やかな曲調の後に
「スコッチ」の物憂げな旋律は、全く何の違和感もなく聴こえます。
考えてみると交響曲と序曲の組み合わせは
LPのころは定番があったようですが、CDになって収録時間の関係で
交響曲2曲組とか、交響曲1曲の後に序曲2個とか
結構既存の組み合わせを無視したような感じになってます。
私自身の勝手な思い込みの話ですが
ブラームスはこうでなくてはならない!というのがあります。
第1番には序曲ではありませんが「ハンガリアンダンス1番」
(これはマズア、ゲヴァ管の生の印象が強かったから(爆恥))
第2番には「大学祝典序曲」
第3番には「ハイドンバリエーション」
第4番には「悲劇的序曲」
しかし前述のようになかなかこの組み合わせは少なく、
手持ちではバンスタ先生のみが1番以外はこの組み合わせになっていました。
バーンスタイン指揮、ウィーンフィル演奏
ブラームス作曲、交響曲第2番、第4楽章(最後の方からお聴きください)
「大学祝典序曲」(続けてどうぞ)
この流れのなんと自然なことか・・・
同様にこれも!
バーンスタイン指揮、ウィーンフィル演奏
ブラームス作曲、交響曲第3番、第4楽章(最後の方からお聴きください)
「ハイドンバリエーション」(続けてどうぞ)
やっぱあうなあ~もうひとつおまけに
バーンスタイン指揮、ウィーンフィル演奏
ブラームス作曲、交響曲第4番、第4楽章(最後の方からお聴きください)
「悲劇的序曲」(続けてどうぞ)
どうです?すべて終楽章から次の序曲にすんなりと繋がって聴こえるでしょ?
実際の演奏会のアンコールなどでも交響曲の後に、
同じ作曲者の短い曲を選ぶことは多いと思いますが、
ショルティさんの第2番のあとに「悲劇的」というのは
雰囲気ぶち壊しだと、言えよう!(大爆恥)