所沢駅周辺とは打って変わり、

のどかな東所沢駅が最寄りの開智所沢中にお邪魔しました。

 

駅から学校まではほぼ平坦な一本道、徒歩12分。

(東所沢からスクールバス運行の予定はないです。)

 

バーミヤン、西松屋、しまむら、TSUTAYAなどを横目に歩くと、

もう周りは住宅街と一面の畑。

 

その中に突然現れるオシャレ校舎、それが開智所沢中です!

 

 

さぁ、皆さん、新設校というとどんなイメージですか?

私は「天使なんかじゃない」です。

自由な学園天国!

 

一方で中受指南書では、

新設校が落ち着くのは10年はかかると、、、。

 

でも、開智所沢は開智グループだしなぁ。

その辺り、どんなものか?!

 

 

ミニ説明会

 

今回はミニ説明会のため、会議室にて開催されました。

段取り、案内される先生はお一人のみ。

広報の先生かと思いきや、まぁ!何と校長代理先生!

 

学校申請時に間に合わなかったため、

「代理」がついているけど、実質校長先生とのこと。

 

校長代理先生では長いため、生徒さんにはグランパと呼ばせているそうです。

お孫さんが中高生のおじいちゃん先生と仰っていました。

 

(教室内の学校目標の横には、「BYグランパ」と記載が指差し)

 

色んな学校をご経験されていらっしゃる校長(代理)先生で、

とても洒脱、やり手、押しの強さを感じます。

 

 

 

まず第一声は一番気になることをご説明頂きました。

 

「本校は開智の学びを受け継いでおります。手探りの新設校ではありません。

岩槻の開智中や浅草橋の開智日本橋が所沢に来たと思ってください。」

 

 

おぉ!安心!

 

実際、開智所沢の先生比率は、

半分が開智グループ、半分が他校からの先生で構成されているそうです。

 

 

更に学校目標についてお話頂きます。

 

「探求的活動と基本的知識の習得が開智の学びです。基本的知識の習得にはICTを活用し、探求的活動では生徒一人一人の得意を伸ばし、主体性を育成します。」

 

(ここら辺は私の言葉で要約しています💦)

 

思いつきではなく、すでに開智グループ校で実践されている目標なので、

こちらも安心感があります。

 

 

 

 

途中、休み時間の生徒さん(もちろん中1生)がインタビューに答えてくださいました。

 

 

先生「何故、開智所沢に入学したの?」

 

男子「東京に落ちたからです!」

(ここで一同爆笑爆笑)

 

女子「家から近かったことと、一期生に興味があったからです。」

 

 

 

このお子さんに限らず入学者アンケートでは、

「一期生だから」「学校作りに興味がある」が志望理由のトップでした。

 

実際、部活、校則、委員会など、生徒たちで作成中!

生徒会長候補は20名も泣き笑い

 

また、制服のオプションにリボンを作りたい!

という女子グループも奮闘しているらしいです。

 

みんな学校作りに積極的ですね。

 

 

 

 

インタビューに戻ります。

 

 

先生「どんな学校ですか?」

 

女子「個性を持った子が多い。先生が面白い!

特待とか関係なく他のクラスの子とも仲良くなれる。」

 

男子「授業中寝ている子もいるが、みんな笑顔!」

 

 

わずか10分ほどでしたが、生徒さんの本音を聞けて良かったです。

(しこみはなさそうでした笑い泣き)

 

 

 

 

最後に、大学受験について校長先生より。

 

「まず、卒業生がいないので指定校推薦はない。

開成、渋幕第一志望だった生徒さんもいるので、一期生からは東大10名は出るだろう。」

 

(大きく出ましたな驚き)

 

 

校内見学

 

 

その後は自由見学です。

 

まぁ、広い!

初等部があることを差し引いても広い!

 

 

校舎のイメージは鴎友学園の一直線校舎です。

1組から12組までが横並びよ指差し

 

1年生教室の向かい側が2年生教室でした。

(こちらは空っぽ!)

縦割り活動がしやすそうですね。

 

 

1クラス30名(今年は32、33名になってしまったが)の少人数制のため、

1教室はそこまで広くありませんが、窮屈な感じでもなかったです。

 

横幅限界までのホワイトボードとプロジェクターが設置、

生徒の皆さんはiPad使用率が高い!

 

そして4限目だったせいか、廊下には給食ワゴンが並んでいました。

(ありがたい。)

 

 

一階に降りると体育館が2つ、制服などの売店、カフェテリア、

初等部教室と続きます。

 

制服の展示もありました。

女子制服、可愛い!!

スカートがバッスルスタイルになっているんですよ!

プリーツでもボックスでもなく、新しいですね。

 

校庭は広々とした天然芝生かつ、周辺が畑なため一層開放感あふれます。

(ちょっと小高いところに建っているため、見晴らしは最高です。)

 

 

 

 

入試情報

 

 

さて、ここからは現実的な入試情報。

 

 

現一期生は合格者1200名、入学者390名。

(一学年360人予定のため、これは想定外だったそうです。)

 

 

今後は、

受験組240人

初等部120人

計360人で構成。

 

ただし、現在小6生はいないので、2025年組は100%中受生のみ。

(今年度と同じですね。)

 

2026年組の初等部生は120人に届かず、60人。

2027年組はそれより少ないが、来年度編入募集によってもう少し増える予定。

 

つまり、2026年2027年組の中受・初等部比率は予定よりも中受生が高そう。

 

ちなみに、2025年はおよそ1000人の合格者を出す予定らしいです。

(残念なことに、2026年•2027年の合格者は800人前後に抑える方向と伺いました。)

 

 

 

1月入試は来年も開智中との合同入試を開催予定。

(9割方決定している。)

(例えば、開智所沢で試験を受けるだけで、開智中の合否判定ももらえるというもの。)

 

 

事前に、

 

①開智所沢のみ受ける。

②開智中のみ受ける。

③開智所沢と開智中、両方受けるが第一志望は開智所沢。

④開智所沢と開智中、両方受けるが第一志望は開智中。

 

と申請できます。

 

※①②にしたから③④に比べて加点があるようなことは全くない。

 

※③④の第一志望は合否確定後も変更可能。

 

※③④を選ぶことで2月校への立ち位置把握に使って欲しいとのこと。

 

 

男女混合入試。

男女別の定員は設けていない。

今年度入学者は男女比6対4だが、

来年の志望者によってはそれが逆になる可能性もある。

(女子が7割の場合も?!と伺ったら、笑って肯定されていました。)

 

受験料は開智グループ一律2万円!

7回開智所沢を受けても2万円。

更に追加して開智日本橋を受けても2万円。

 

 

帰国生入試ではなく、国際生入試も実施!

何かというと、対象が帰国生だけなくインター生や外国籍の方も含めます。

(ただし、インター生•外国籍の方は英語入試必須。)

 

 

 

複数回入試の加点についてもサラッとご説明頂いたのですが、

ちょっと私の理解が不確定なのでここでは書きません。

ホームページに詳しくあるかなぁ。

 

現行のシステムの分かりにくさは学校側も把握しているため、

来年の入試ではも少し分かりやすいよう改訂すると仰っていました。

(例えば、B特待入試は名前に特待とあるけど、一般合格も出すとかね。)

 

 

ちなみに特待生は全体の三分の一です、すごい。

 

 

 

 

もう一丁!コース分け!

 

上記の特待生は、理系コース•医系コース•文系(国際系)コースに分かれます。

一般生はレギュラーコースと呼ばれ、

そのうちの1クラスのみ英語に特化したクラスとのこと。

(ホームルームから英語だって!)

 

それ以外のクラスでも数学と英語は完全習熟度別を実施。

なんせ、学力帯が幅広いが故の処置だそうです。

(詳しくは以下に。)

 

私立校では珍しい現象なのでは?

 

 

 

個別相談

 

 

最後!

個人的に質問した内容。

 

 

「中学から高校に上がれないことはありますか?」

 

中学から高校に進級できないことはない。

中学での不登校により退学にすることはない。

高校は単位制なので、不登校の場合、留年はありうる。

 

不登校対応は、オンラインや保健室登校など適宜サポートしたい。

どうしても本人の素行不良、保護者に協力を得られない場合は退学もある。

 

 

 

「特待の各コースとレギュラーコースは何が違うのですか?」

 

特待コースはレギュラーコースとカリキュラムは同じ。

しかし特待コースでは一層深めた学習の展開をしている。

クラスメイトがみんな理科や算数好きという環境のメリットがある

 

何より幅広い学力帯の生徒さんがいるので、コースを作っている。

(開成渋幕第一志望や、本校がチャレンジ校のお子さんもいる。)

 

ずっとそのコースでクラス替えがないわけではなく、

中2から中3に進級時に一度シャッフルする。(それも成績による)

 

 

 

 

 

個人的感想!

 

 

絶対、我が子が受けるときは倍率も偏差値も上がっていると思います。

だって、埼玉校なのにアクセス良く、中身も新設校なのに不安定感がない!

 

娘に学校づくりのくだりを説明したら、

ものすごーく興味を示していました。

 

母的には伝統校推しなのですが、

自分たちで学校をつくれるというのは、子どもにとって魅力的なのね、

と分かった次第です!

 

 

 

 

訂正

 

大変申し訳ありません!

上記で給食ワゴンが〜などと書きましたが、正しくは注文弁当でした!

 

(開智所沢ホームページよりお借りしました。)

 

そもそも私が見たのも注文弁当ワゴンでもなく、何かの教材だったのか?驚き

いや、食品ぽかった、、、思い込み!?爆笑

 

3年生以上が利用出来るということは、向こう2年は誰も使用できないのね。