ジェンダーに関わる話題です。
立場によってはご不快に思われる表現があります。
お気をつけください!
昔から違和感があったこと。
それはドキュメンタリーなどにおいて、
解説する研究者は男性、聞き手は女性という構造。
女性は男性に劣る。
賢いのは男性。
女性の役割はそんな男性を褒め称える。
という図式が子どもの頃から変だなー、と思ってきました。
(もちろん女性研究者もいらっしゃいますが、
それに対して聞き手が男性というのはあまり見たこともなく。)
ところが!
最近のNHK高校講座はだいぶコレに配慮されているのでは?
というナビゲーターに変わっています。
例えば、
高校講座化学と科学と人間生活。
女性先生に、生徒役が男性。
もしくは、
高校講座地学や物理のように、先生役も生徒役も女性。
更に、
女性先生に生徒役は男女両方パターン。
特に高校講座生物は生物部が舞台で爽やか!
以上のナビゲーターの方達は、呼称も全てさん付けで素晴らしい。
よしよしと思っていたら、
ちと前時代的な高校講座地理。
先生役は男性上司、生徒役は女性新米社員。
(しかも女性はちゃん付け。)
こちらは昭和に逆行!?
ワカリマセーン!なアイドル3人組に嬉々として教える、男性お笑い芸人。
(片方が東大卒らしい?)
キャバクラ並みに、
「すごーい!さすがー!」の連発の挙句、
ちょっとでも気の利いたことを言えば、
「リケジョに近づいたんじゃない?」と揶揄される。
悲しいことに、
このベーシックサイエンスが理科系の高校講座の中で、
一番中受に近い内容です。
あまり子どもに見せたくないなぁ、
でも勉強には役立つなぁと日々葛藤。
え、私が考え過ぎだって?
でも意外と子どももよく見ていて。
現在終了してしまったコズミックフロント(BSの番組)では、
国内研究者はほぼ男性しか出演せず、
海外研究者は男性が多いものの、女性も出演。
この番組が大好きだった娘は、
「研究者になるなら、海外大へ行かなくちゃ!」
と息巻いています。
意外と影響あるのかも?