はじめに、本日から受験の皆さま。
 
私なんぞが言うのは不遜ですが、
皆さんのお子さんが悔いなく受験を終えることをお祈り申し上げます。
 
 
 
 
さて、本題。
 
4年時の成績は入試に向けて意味があるのか、ないのか問題!
(算数・予習シリーズ前提の話です。)
 
あると言えばあり、ないと言えばなくもないけどないに近い?
というグレーな結論が出ました。
今回はそんなお話。
 
 
 
まず言えることは、
「4年の問題、入試に出ないよ?」
 
予習シリーズ考察を書いていて改めて気がついたのは、
入試に出てくる単元はほとんどないという
ことです。
(最難関に出てくるような問題は例外ということで。)
 
ほぼ、5年の下地作りの学習です。
あったとしても、大問2の一行題レベルです。
 
つまり、4年の学習が出来ていても、
入試問題を解けるだけの学力があるかは不明なのです。
 
4年の偏差値と各校の入試偏差値を比べても、無意味だと思います。
 
「今回の組分けの偏差値が60だった!これならY60の学校も大丈夫!」
というのは、ちと違う。
 
(四谷大塚の資料で、最難関に挑戦したお子さんの4年時からの成績分布図がありました
これだけ詳細とったデータとの比較ではないと、意味をなさないとも言えます。)
 
 
 
じゃあ、全く意味がない?
そういう訳でもありません。
 
4年時の成績は遠い入試よりも、
5年にどれだけ伸びるかの指針になります。
 
下地に当たる4年の学習が出来ていれば
5年もついていける、
4年の学習が厳しいと5年の内容はもっとキツイ。
 
(5年の考察シリーズは書こうか迷うほど、難しいです。
下に入ると、難し過ぎてほとんど書けません、、、。)
 
そんな5年の内容が全て入試では出題されます。
(学校による傾向はありますが。)
大問3以降は全て5年以降の学習内容です。
(Y40を切る学校に限っては、そうとも言えません。)
 
 
なので、入試に向けた実力を図れるのは5年終盤です。※
 
※ただし、難関校になればなるほどテキストの典型題は出題されず、思考力を試される初見問題ばかりです。
なので、一概にはこの通りとは言えません。
 
 
 
さて、4年で出来ていれば5年は安泰と上述しましたが、
「出来ている」も細分化すると色々なパターンがあります。
 
授業を受けて宿題をこなすだけで理解できるお子さん、
テキストを深夜まで何周もして理解できるお子さん、
だいぶ違いますね。
 
同じ「出来ている」でも、後者のお子さんは早晩ついていけなくなることが明白です。
 
逆に4年時で理解に時間がかかるお子さんでも、
点数稼ぎの丸暗記ではなくジックリ考える学習を身につけ、
成長が徐々に追いつけば、びっくりするぐらい花開くこともあります。
 
 
 
長くなりました。
 
 
要約すると、
 
◯4年の成績から分かるのは、5年の成績。
 
◯5年の成績で、入試との距離感が図れるようになる。(ただし難関校になるほどその限りではない。)
 
◯つまり、4年の成績→5年の成績→入試と段階を追って、判断すべき。
 
◯4年で出来ていても、その内実によっては安心できない。逆に子どもの学習をしっかり見ていれば伸びる萌芽があるかもしれない。
 
 
 
と、ここまで新小4のなーんにも始まっていない母が妄想で書きました
 
ぜひ、2026年以上の先輩の皆さま、
補足、アドバイス、お待ち申し上げます!!
 
 
追記
コメント欄にて、大先輩方から金言頂きました!おねがい
ありがとうございます〜〜!!